白一色で軍用トレーナーの原点を描くBWアーミー!
"ADIDAS ORIGINALS(アディダス オリジナルス)"の"BW ARMY(BW アーミー)"から、コアホワイトのレザーにクリームホワイトのソールを合わせた新色がラインナップ。装飾を削ぎ落としたシンプルな配色で、軍用シューズ由来の端正なシルエットを際立たせている。
モデル名の"BW"は、ドイツ連邦軍を意味する"BUNDESWEHR(ブンデスヴェーア)"の頭文字。ルーツは1970年代、西ドイツ軍が兵士の屋内トレーニング用に採用したシューズで、当時は"BW-SPORT"と呼ばれていた。アディダスはこのBW-SPORTを1980年代から90年代にかけて連邦軍向けに製造したとしており、その一方でプーマが初期の試作に関わったとする説も残るなど、出自には謎も多い。レザーアッパーにスエードの補強を重ね、薄く安定感のあるガムソールを組み合わせた実用本位のつくりは、のちのアディダスのSAMBA(サンバ)などにも通じるデザインとして知られる。
ファッションとして広く知られるきっかけとなったのは、冷戦の終結。1989年のベルリンの壁崩壊後、軍の余剰在庫がヨーロッパの払い下げ品店に流れ、"GERMAN ARMY TRAINER(ジャーマン アーミー トレーナー)"の名で一般の人々の手に渡った。1990年代後半には"MAISON MARGIELA(メゾン マルジェラ)"がヴィンテージのBW-SPORTをショーで使用し、その後"REPLICA(レプリカ)"として自らのモデルを製作。2010年代にはメンズファッションの定番として浸透し、アディダスも2017年にオリジナルを忠実に再現した"BW ARMY"を発表した。近年は"KITH(キス)"や"WALES BONNER(ウェールズ ボナー)"とのコラボレーション、デコンストラクト仕様の"BW ARMY DECON"なども登場し、ロープロファイルスニーカーの名作として存在感を高めている。
今作は、アッパー全体をコアホワイトのスムースレザーで統一。本来はスエードで切り替えるTトウの補強や斜めに走るサイドパネル、ヒールのパーツまで同色でまとめ、色の差ではなく縫い目と革の重なりでBWアーミーらしい構造を浮かび上がらせた。グレー系のスエードを重ねた"チョークホワイト"に対し、今作はより潔いワントーンの表情となる。シューレースも白で揃え、シュータンには同系色のトレフォイルを控えめに配した。
足元には、ガムソールではなく淡いクリームホワイトのソールを採用。白いアッパーにほのかな温かみを加え、履き口の内側にも同系色のライニングを合わせた。底面にはサンバと共通するピボットポイントと細かな凹凸のパターンを並べ、側面にはアディダスのロゴをさりげなく刻印。どこまでもシンプルな配色が、スラックスからデニムまで幅広く合わせやすい上品な一足に仕上げている。
米国では2026年11月7日よりアディダス公式オンラインにて販売中。価格は120ドル。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。













