ワイルドな雰囲気を醸し出す素材で表情を変えた5足がスタンバイ!
スニーカーに、仕立てのよい洋服のような品格を添える。その独特なアプローチで人気を集める英国ブランド、"WALES BONNER(ウェールズ・ボナー)"。2014年、ロンドン出身の"GRACE WALES BONNER(グレース・ウェールズ・ボナー)"が、セントラル・セント・マーチンズ卒業後に自身の名を冠して設立した。ジャマイカ系の父と英国人の母を持つ彼女は、異なる文化が交わる環境で育ち、その経験をデザインの出発点としている。メンズウェアから始まったブランドはウィメンズにも広がり、2016年にはLVMHプライズのグランプリを受賞した。
制作の軸となるのは、ヨーロッパのテーラリングと、アフリカからカリブ海、欧米へと広がった人々の文化を結び付けること。音楽や文学、美術、歴史のリサーチを重ね、服を通してアイデンティティや文化の往来を表現してきた。端正なシルエットにクロシェ編みや装飾的なステッチ、豊かな素材感を組み合わせる手法は、その考え方を身近に感じさせるものだ。
"ADIDAS ORIGINALS(アディダス オリジナルス)"との初コレクションは2020年に発売。1970年代のロンドンに暮らすカリブ系の若者たちを着想源に、"SAMBA(サンバ)"や"SL72"を再解釈した。以降も、毛足のある素材をまとった"SAMBA"や、スパンコールを敷き詰めた"KARINTHA LO(カリンザ ロー)"などを展開。スポーツのアーカイブを単に復刻するのではなく、素材や手仕事を感じさせる装飾で、普段の装いに新しい魅力を与えてきた。
2026年ホリデーシーズンに登場するのは、その素材使いを楽しめる5足。ガゼル、アディゼロ アディオス、カリンザ、そしてBWアーミー2色がラインナップする。
"GAZELLE(ガゼル)"は、1966年にトレーニングシューズとして誕生したクラシック。本作では深いグリーンのアッパーに爬虫類を思わせる細かな型押しを施し、光を受けて浮かぶ凹凸で表情を加えた。クリーム系のスリーストライプスとヒールタブ、半透明のガムソールが落ち着きをもたらす一方、履き口には鮮やかなブルーを配置。ヒールを縁取る太いステッチも、コラボレーションらしいアクセントとなる。
"ADIZERO ADIOS(アディゼロ アディオス)"は、レーシングシューズの流線形を柔らかな素材で見せる一足。過去の"メッシュ仕様"から印象を変え、今回はオフホワイトのスウェードでアッパーを包み込んだ。注目は、糸を編み込んだような立体的な装飾で描かれるスリーストライプス。ヒールにもステッチを走らせ、ブルーのライニングで輪郭を引き締めている。スポーティーなソールの起伏を残しながら、温もりのある表情へと仕立てている。
"KARINTHA(カリンザ)"は、2025年に登場したウェールズ・ボナー独自の発想によるシルエット。既存モデルの色替えではなく、アディダスのスポーツヘリテージを踏まえて形から提案されたモデルだ。今回はダークブラウンのクロコダイル調の型押しを全面に用い、艶のある大きな鱗模様を強調。ブラックのスリーストライプスとゴールドカラーのアイレットが、革靴を思わせる雰囲気を引き出す。薄く、足先や側面へ巻き上がるソールとの組み合わせも、このモデルならではの特徴となっている。
"BW ARMY(BW アーミー)"では、ジャーマントレーナーを思わせる簡潔なパネル構成を、ポニーヘア調の毛足と光沢のある型押しパーツでアレンジ。ブラックはアッパーを同系色で揃え、毛並みと艶の違いを際立たせた。履き口のブルーも控えめな差し色として効いている。もう一方のカーキは、黄土色に近い暖かな色調にバーガンディーの履き口を合わせた配色。パネルの縁に沿う明るいステッチが、ブラックとは異なるクラフト感を生む。どちらもガムソールを組み合わせ、華やかな素材を日常着に取り入れやすい佇まいへと整えている。
海外では2026年ホリデーシーズンにアディダスおよび一部取扱店にて発売予定。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。
■GAZELLE SUEDE CROC "GREEN NIGHT"(KK0735)
■ADIZERO ADIOS SUEDE "WONDER WHITE"(KK0774)
■KARINTHA CROC "DARK BROWN"(KK0733)
■BW ARMY BLACK PONY(KK2813)
■BW ARMY KHAKI PONY(KK2809)













































