静かなグレーで研ぎ澄ませたミニマルトレイルの機能美!
2011年、ベアフットランニングの流れを受けて誕生した"NEW BALANCE(ニューバランス)"の"MINIMUS(ミニマス)"シリーズ。そのトレイル向けモデルとして展開された"MT10(MINIMUS TRAIL 10)"は、薄くしなやかなソール、足裏で路面を捉えるような低重心設計、そして"VIBRAM(ヴィブラム)"アウトソールによるグリップ力で、足本来の動きを引き出す一足として知られてきた。近年はそのストイックな機能美がファッションシーンでも再評価され、"AIMÉ LEON DORE"や"JUNYA WATANABE MAN"とのコラボレーションも登場している。トレイルシューズのDNAを残しながら、より都市的でスタイリッシュなライフスタイルモデルとして存在感を高めている。
"MT10T"の魅力は、装飾を足すのではなく、構造そのものをデザインとして見せる点にある。丸みのあるトゥ、低く流れるサイドライン、短いトグルレースによって、スリッポンやアウトドアモックにも通じるミニマルなフォルムを構築。アッパーはスエードとメッシュを組み合わせ、柔らかな質感と軽快さを両立させている。足元にボリュームを出しすぎず、パンツの裾から覗いたときにもすっきり収まるロープロファイルなシルエットは、テックウェアだけでなく、スラックスやワイドパンツとも相性が良い。
今作では、雨雲やコンクリートを思わせる淡いグレーのトーンで全体を統一。スムースなスエード、ラバーのトゥガード、薄いソールユニットまで同系色で揃えることで、素材ごとのわずかな濃淡が際立つ。サイドに配された小さな"Vibram"ロゴ以外の主張を抑え、ニューバランスらしい機能性を静かに漂わせるバランスも秀逸となっている。アウトソールには凹凸のある"VIBRAM"ラバーを採用し、トレイル由来の実用性を確保。ミニマルでありながら、足元に確かな個性と奥行きを生む、現代的なグレースニーカーへと仕上げられている。
海外では2026年5月よりニューバランス取扱店にて発売開始。価格は1100 DKK。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。












