日本的な侘び寂びの美学を注ぎ込んだ逸足!
2004年、Y2Kデザインの潮流の中にありながら異彩を放った""の実験的な一足、"TALON(タロン)"。デザイナーの"JEFF MOCOS(ジェフ・モコス)"が「自然を設計の手本とする」というコンセプトを掲げ、地球上で最も優れた狩人の一種であるワシの鉤爪の構造と機能美をスニーカーへ落とし込んだ。足全体を下から掴むように巻き付く独創的な外骨格構造のアウトソールを備え、流れるようなラインは猛禽の爪跡を想起させる。当時はその先鋭的なシルエットからニッチな存在に留まったが、時を経て再評価され、アーカイブの中の特異な名作として復活を遂げた。
今回、日本の伝統的な美意識である「侘び寂び」を表現したパックが登場する。侘び寂びとは、不完全なものや経年変化の中に美しさを見出し、華美な装飾を排した静かな趣きを尊ぶ精神性である。すでに紹介した"RPT-2"と"CELL GEO 1"に続き、"タロン"がラインナップに加わった。Y2Kの未来的な造形と、時間の経過を慈しむ静動の美学という対極の要素を掛け合わせたアプローチとなっている。
アッパーは、経年変化によって削れ、内側の表情が露わになったかのような特異な素材感で侘び寂びを表現している。表面にはゴツゴツとしたシボ感のあるブラックを配し、その下地からはグレー味を帯びたブルーが覗く質感を備えた素材を採用。サイドに配置されたメッシュ部分にはスカイブルーを差し込んでいる。彩度を落としつつ、素材のレイヤードとテクスチャーの違いによって奥行きを持たせ、静かながらも重厚な存在感を放つ造形に仕上げた。
日本国内では2026年3月14日にプーマ取扱店にて発売予定。価格は19,800円 (税込)。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。










