惑星OAG3からの遺物、SF的叙事詩の一足!
ドイツ・デュッセルドルフを拠点に、スニーカーカルチャーを「物語」へと昇華させるストーリーテラー、"AFEW(アフュー)"。過去には"BEAMS"との協業による「錦鯉」や、侘び寂びをテーマにしたモデルなど、日本文化への深い造詣とリスペクトを表現してきた彼らが、"MIZUNO(ミズノ)"との最新コラボレーションで描くのは、伝統ではなく「未知なる未来」である。
本作"MXR OAG3"の背景には、壮大なSFストーリーが存在する。舞台は架空の地球型惑星"OAG3"。長らく伝説とされていた「惑星OAG3で開発・テストされたインターステラトラベル用シューズ」が、あたかも異星から持ち帰られた「遺物(THE RELIC)」として現代に姿を現した、というコンセプトだ。
ベースモデルには、2000年代のランニングシューズ"MAXIMIZER 13(マキシマイザー 13)"の系譜を継ぐ"MXR"をチョイス。本来エントリー層向けのシューズであるマキシマイザーのDNAを、現代のY2Kトレンドやレトロランニングの文脈で再解釈したライフスタイルモデルである。ミズノ独自の軽量素材"U4icX"フォームを搭載したミッドソールは、確かなクッション性と反発性を約束する。
しかし、AFEWの手にかかれば、それは単なるレトロランニングシューズでは終わらない。カラーパレットは"FOG(霧)"、"TIGERS EYE(タイガーズアイ)"、"DESERT PALM(砂漠の掌)"といったアースカラーで構成され、過酷な砂漠惑星の環境を想起させる。アッパーは耐久性の高いメッシュとシンセティックスエードで構築し、通常のMXRよりも複雑なパネル構成へとアップデート。さらに、未知の環境下での迅速な着脱を想定した「クイックレーシングシステム」や、つま先のカスタムパネルなど、実用性と物語性がリンクしたディテールアップが施されている。
ヒールには透明なバブル状のロゴパーツを配置し、サイドのランバードロゴは左右非対称のカラーリングで彩るなど、見る角度によって異なる表情を見せるギミックも搭載。コンセプチュアルな意匠を細部まで宿した、まさに「宇宙からの遺物」と呼ぶにふさわしい一足が完成した。
海外では2025年12月13日にミズノ取扱店にて発売予定。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。
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