刺し子風のステッチとペイズリーを重ねた、個性豊かなAJ1 ローが浮上!
1984年、"NIKE(ナイキ)"が契約を結んだのは、NBAの舞台へ踏み出したばかりの"MICHAEL JORDAN(マイケル・ジョーダン)"。彼のためのシグネチャーとして、ピーター・ムーアが手掛けた"AIR JORDAN 1(エアジョーダン1)"が、翌1985年に発売された。サイドを走るスウッシュと、バスケットボールに翼を組み合わせたウイングロゴ。大胆な色の切り替えを備えた姿は、ジョーダンの活躍とともに広く知られるようになった。さらに、高めの履き口とエアクッショニングはスケーターにも受け入れられ、バスケットボールコートを離れた場所でも支持を集めていく。
日本でファッションとして注目されるきっかけは、90年代後半の裏原ブームよりも前にさかのぼる。80年代末から90年代初頭の渋カジを背景に、海外で買い付けられたオリジナルが古着とともに親しまれ、1994年には初めて復刻。90年代後半には、ストリートファッション誌で配色や希少なサンプルを掘り下げる動きも見られた。1998年に片足だけが紹介された、後の"リバース シャドウ"につながる配色も、その一例。競技用の性能に加えて、色の切り替えや年代ごとの違いを楽しむ視点が、AJ1を長く愛されるファッションアイテムへと育ててきた。
今回は、定番的なレザーのローとは異なる、柄と素材を大胆に切り替えた"LOW OG PATCHWORK(ロー OG パッチワーク)"がスタンバイ。デニムやペイズリー、刺し子を思わせるステッチを組み合わせられるようだ。ただし、現在公開されているのはモックアップ画像で、実物の素材や細部は今後明らかになる見込み。
モックアップでは、濃紺のサイドパネルに白いステッチを横方向へ走らせ、つま先には十字の縫い目を思わせる模様を配置。グレイッシュなブルーの補強パーツに対し、アイステイ上部とヒールには淡い赤茶系のペイズリーを重ねている。パネルごとに色だけでなく柄の密度も変え、異なる布を継ぎ合わせたような表情を演出。黄土色のスウッシュとガムカラーの靴底が青系のアッパーに温かみを添え、赤いNIKE AIRラベルが小さなアクセントとなっている。
こうした布地やステッチを生かすアレンジには、過去のジョーダンシリーズにも通じる魅力がある。2023年の"AIR JORDAN 1 LOW SE WORLD MAKE JAPAN(ワールド メイク ジャパン)"は、切りっぱなしのデニムと刺し子風の縫い目で、補修しながら履き込んだような風合いを表現。また、ザイオン・ウィリアムソンとの"AIR JORDAN 1 LOW OG VOODOO ALTERNATE(ブードゥー オルタネート)"も、異素材とステッチを生かした一足。ブルーやパープル、ブラックを組み合わせたアッパーに、上下逆さまのロゴや人形を思わせる装飾を加え、クラフト感のある独特の表情をつくり出していた。今作もそれらを思わせる一方、ペイズリーの赤茶と黄土色を効かせたブロッキングが特徴となりそう。馴染みあるローカットの形を残しながら、パーツごとに異なる表情を楽しめる仕上がりが期待される。
海外では2027年6月26日の発売が見込まれている。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。






