AJ1、AJ4に続き、AJ12にもスケートボード仕様へ!
"NIKE(ナイキ)"のスケートボードライン"NIKE SB(ナイキ SB)"と"JORDAN BRAND(ジョーダン ブランド)"による新たな一足として、"AIR JORDAN 12 LOW(エアジョーダン12 ロー)"の登場が噂されている。1984年生まれの"AIR JORDAN 1"がランス・マウンテンらスケーターに愛用されたことから始まる、バスケットボールとスケートボードの深い結び付き。2005年には、ポール・ロドリゲスの初代シグネチャーをベースに、エレファント柄とジャンプマンを取り入れた"J-ROD"が誕生した。その後、AJ1、AJ4を通じて続いてきた取り組みが、ついにAJ12へと広がろうとしている。
ベースとなる"AIR JORDAN 12(エアジョーダン12)"は、ティンカー・ハットフィールドがデザインし、1996年に登場。マイケル・ジョーダンが1996-97シーズンに着用したモデルとして知られる。中世のドレスブーツと、日本の旭日旗に見られる放射状の意匠を着想源とし、アッパーを扇状に走るステッチへと落とし込んだ。流れるようなラインに、爬虫類の皮膚を思わせる型押しの補強パーツを組み合わせ、バスケットシューズにドレッシーな表情を加えている。機能面では、エアジョーダンシリーズで初めて"ZOOM AIR(ズーム エア)"を搭載。カーボンファイバー製シャンクが足の安定性を支え、ヘリンボーンパターンのアウトソールがグリップを担う。優雅な外観と当時の高性能を両立させた設計が、現在まで続く人気を支えてきた。
ジョーダンとSBの関係を語る上で欠かせない、歴代のエアジョーダンも振り返りたい。
2014年:"クレッグ・ステシックによるAIR JORDAN 1 SB"が登場。光によって色味を変えるパネルと、ヒールの手書き風ロゴを特徴とした。同年には"ランス・マウンテンのブラック/ホワイト"も発売。表面の塗装が削れると、左右で異なるブレッドとロイヤルの配色が現れ、履き込む行為をデザインの変化につなげた。
2019年:ハイカットの"LA TO CHICAGO"と"NYC TO PARIS"が登場。前者はパープルとゴールドからシカゴを思わせる赤と黒へ、後者は淡いグレー系からピンク系へと、摩耗によって表情を変える。
同じ2019年、エリック・コストンが関わったローカットでは、"ミッドナイトネイビー"と"UNC"を展開。UNCのシュータン裏には、少年時代に購入を叶えられなかった一足の値札に由来する"$24.99"を忍ばせた。さらに"デザート オレ"では、ベージュの表地の下に左右異なるブルーの配色を隠し、マウンテンのミスマッチスタイルへの敬意を表している。
2023〜2025年:"AIR JORDAN 4 SB パイングリーン"によって、取り組みはAJ4へ発展。1989年のオリジナルを意識した前足部の形状に加え、アッパーの内部構造やソールをスケート向けに見直し、柔軟性とボードの感触、着地時のクッショニングを追求した。前足部のインソールにはPORONを用い、ヒールには"NIKE SB"のロゴを配置。2025年には"サミットホワイト/ネイビー"も加わった。
こうした歩みの先に位置する今回のAJ12は、同モデル初のSB仕様として、ローカットでの展開が伝えられている。候補となるのは、重厚なブラックと、黄緑系の鮮やかなブライトカクタスの2色。掲載画像は配色を想定した予想モックアップであり、実物の写真ではない。単色でまとめたイメージでは、AJ12特有の放射状のラインと、つま先からサイドへつながる補強部分が際立っている。
注目したいのは、バスケットボール向けの構造をスケートボードの動きへどう合わせるかという点。過去のAJ4 SBのように、屈曲性、ボードを捉える感覚、擦れへの耐久性をどう両立させるのかが見どころとなる。ただし、今作のクッショニングや補強構造、素材の詳細は未発表で、オリジナルのZoom Airやカーボンシャンクをそのまま採用するかも明らかにされていない。AJ12の特徴的な姿を、履き口の低いスケートシューズへと再構成する試みは、従来のジョーダンファンに加え、スケーターがこの名作に触れる新たな入口となることも期待される。
海外では2027年の登場が噂されている。正式な発売日や価格は未発表。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。
■BLACK/BLACK(JF7751-001)
■BRIGHT CACTUS/BRIGHT CACTUS(JF7751-300)







