紫の濃淡で立体感を引き出した、モードな"ACS PRO"!
アウトドアシューズの機能的な造形を、日常の装いへと読み替える。"MM6 MAISON MARGIELA(エムエム6 メゾン マルジェラ)"と"SALOMON(サロモン)"のコラボレーションは、そんな発想から独自のスタイルを築いてきた。1997年に始動した"MM6"は、メゾンのアーカイブを踏まえながら、素材の扱いやシルエットにひねりを加えるコンテンポラリーライン。服の常識にとらわれない視点と、フランス・アルプスで磨かれたサロモンの技術が出会い、2022年秋冬のランウェイで最初のコラボレーションが披露された。以降も"ACS PRO(ACS プロ)"や"XT-MM6"などを展開。単にロゴを加えるのではなく、シューズの輪郭や色使いを見直すことで、スポーツ由来のデザインに別の表情を与えている。
今回のベースとなる"ACS PRO"の源流は、2005年に登場した"GCS PRO"にある。ランニングや山岳での移動に、軽さと保護性能の両立が求められた時代の一足で、デザインを手掛けたのは"CHRISTIAN TRESSER(クリスチャン・トレッサー)"。メッシュを覆う成型ケージや複雑に重なる補強パーツは、当時の機能追求から生まれたものだ。そのアーカイブを再解釈し、現代の"AGILE CHASSIS SYSTEM(アジャイル シャーシ システム)"を組み合わせたのが"ACS PRO"である。足を支える構造を隠さず見せる外観が、2000年代のテクニカルな雰囲気を伝えている。
"MM6"版では、つま先まわりのラインを調整し、元のモデルが持つスポーティーな表情をカジュアルな方向へアレンジ。新たなカラーは、青みを帯びた淡いラベンダーから深い紫へと、同系色の濃淡を重ねた仕上がりとなる。メッシュのベースとサイドのケージを明るくまとめる一方、つま先を囲む補強やミッドソールにはダークトーンを配置。異なる素材と色の境界を揃えることで、幾重にも重なるパーツの形状がくっきりと浮かび上がる。
サイドの帯状パーツには、外側に"SALOMON"、内側に"MARGIELA 6"の文字を配置。ヒールにはサロモンのロゴと、MM6のブランド名を添えた引き手を組み合わせた。履き口やレース周辺、アウトソールに差し込んだブラックが、柔らかな紫の印象を引き締めている。甲には素早くフィット感を調整できるクイックレーシングを採用し、メッシュと合成素材のパネルを重ねた構造も継承。凹凸のあるソールや補強ケージの力強さを残しながら、落ち着いた配色でコートやスラックスにも合わせやすい一足へと整えた。
海外では2026年11月17日にBSTNにて発売予定。価格は329.99ユーロ。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。








