黒を基調に素材の表情を引き出した第7世代の"990"!
新しくなっても、ひと目で"990"とわかること。"NEW BALANCE(ニューバランス)"のフラッグシップは、その親しみやすさと技術の更新を両立させながら進化してきた。初代は4年の開発期間を経て1982年に誕生。当時100ドルという価格を掲げ、ランニングシューズの品質と性能を追求するブランドの姿勢を示した。やがて競技の枠を越え、普段の足元を支える定番としても浸透。2022年の"990V6"では、反発性に優れる"FUELCELL(フューエルセル)"をシリーズに導入し、厚みのあるソールと流れるようなパネル構成で印象を一新した。
その次を担う"990V7"が掲げるのは、未来の記憶というデザインの考え方。歴代モデルを思わせる素材使いを残しながら、パーツの比率や重なりを見直し、すっきりとしたシルエットへ整えている。アッパーの基本構成は、ピッグスキンスウェードと通気性のあるメッシュ。シボ感のあるレザーをアクセントに加え、側面を走るスウェイバーには合成スウェードを用いるなど、似た色の中にも質感の違いが見える作りとなった。米国製を受け継ぐだけでなく、見慣れた素材の組み合わせをどう新鮮に見せるかにも踏み込んでいる。
足元では、フルレングスのFUELCELLを異なる密度で組み合わせた構造がポイントとなる。踵の着地部分や前足部の下層には柔らかなクッションを配し、前足部の上側は密度を高めて支えを確保。さらに、軽量フォームを耐久性のあるポリウレタンの縁で支える"ENCAP(エンキャップ)"、踵を保持する"CRデバイス"、中足部の安定性を補うTPUシャンクを組み合わせた。柔らかさだけを求めず、足を支える仕組みも重ねることで、990らしいバランスの取れた履き心地を目指している。
今回姿を見せたブラックは、先行して公開された"クールグレー"とは異なる、引き締まった表情が魅力。起毛感のあるダークトーンのオーバーレイに、グレーのメッシュを合わせ、曲線的な切り替えを浮かび上がらせた。サイドには細かなラインが入った明るいNロゴを置き、甲の小さなNBロゴもアクセントに。ソールもブラックを中心にまとめながら、前足部の側面と踵付近に淡い差し色を添えている。全体を黒く塗りつぶすのではなく、濃淡と素材感でV7の新しいシルエットを見せたカラーリングとなっている。
海外では2026年にニューバランス取扱店にて発売予定。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。





