モダンさを極めるオールブラックがスタンバイ!
2004年、ひときわ異彩を放った、"PUMA(プーマ)"の実験的な一足、"TALON(タロン)"がデビューを飾った。デザイナー、ジェフ・モコスが掲げたコンセプトは、「自然を設計の手本とする」というものであった。地球上で最も優れた狩人の一種である、ワシの鉤爪の構造と機能美を、スニーカーデザインへと落とし込もうと試みたのである。
最大の特徴は、足全体を下から掴むように巻き付く、独創的な外骨格構造のアウトソールである。流れるようなラインは猛禽の爪跡を、そしてその構造は獲物を掴む鉤爪そのものを想起させる。最新作ではモダンな印象を引き立てるブラックカラーで展開。アッパーには、ウインター仕様として目の細かいキャンバス素材を採用。その上を外骨格のようなオーバーレイもブラックにすることでアヴァンギャルドな印象を強めている。
猛禽類の鉤爪に着想を得たその独創的なシルエットは、あまりに先鋭的すぎたがゆえに、当時はコアな一足としてニッチな存在に留まった。しかし、そのクリエイティビティは、時を経てカルト的な評価を獲得。プーマのアーカイブの中でも、斬新で、未来的な「隠れた名作」が遂に復活を遂げる。
日本国内では2025年11月15日にプーマ取扱店にて発売予定。価格は19,800円 (税込)。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。










