エレファント柄のスウッシュを纏う、ヴィンテージライクな"エアジョーダン1"!
1984年、"MICHAEL JORDAN(マイケル・ジョーダン)"という一人のルーキーのために、"NIKE(ナイキ)"はブランドの未来を賭けた一足、"AIR JORDAN 1(エアジョーダン1)"を生み出した。デザイナーの"PETER MOORE(ピーター・ムーア)"が手掛けたそのシルエットは、バスケットボールシューズとしての機能性を満たしつつ、それまでの常識を覆す、大胆な個性を放っていた。
特に、黒と赤で彩られた"BRED(ブレッド)"カラーは、白を基調とするシューズを義務付けていた当時のNBA規定に違反。リーグから科された罰金を"NIKE"が肩代わりし、「NBAは君にこのシューズを履くことを禁じたが、幸運なことに、君たちが履くことを禁じることはできない」という有名な"BANNED(禁止)"キャンペーンを展開した。この反骨的なストーリーは、ジョーダンの異次元のプレーと相まって、"AJ1"を単なるシューズから、自己表現と反逆の象徴へと昇華させた。
その優れた耐久性と足首の保護性能は、期せずして80年代のスケーターたちの足元をも支え、ストリートカルチャーのアイコンとしての地位を確立。誕生から40年を経た現在も、その輝きは色褪せることがない。
最新作が、ヴィンテージライクな雰囲気を纏ってスタンバイ。アッパーは、上質なフルグレインレザーを、歳月を経たかのようなセイルカラーで構築。オーバーレイには淡いオフホワイトを配置し、落ち着いた印象に仕上げている。サイドを駆け抜けるスウッシュに、"AIR JORDAN 3"を象徴する"エレファント柄"をテクスチャーとして落とし込んだ点だ。トゥボックスには、2019年に"エリック・コストン"が手掛けた"AJ1 LOW SB"で見られた、ミニサイズのジャンプマンの刺繍が入る。アウトソールの裏には"Flight"の文字が大胆に刻まれるなど、細部にまでこだわりの詰まった一足となっている。
海外では2025年12月にNIKE SB取扱店にて発売予定。価格は$185。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。