ワイルドなアウトドアシューズが復活へ!
近年、ハイキングやトレッキングなどのアウトドアスタイルを日常に取り入れる“GORP CORE(ゴープコア)”が注目を集めている。“GOOD OLD RAISINS AND PEANUTS”の頭文字から生まれたこの言葉は、機能性に優れたアウトドア要素をファッションへ取り込むスタイルを指し、多くのトレンドセッターの心を捉えている。その流れを受け、“NIKE(ナイキ)”は過去の“A.C.G./ALL CONDITIONS GEAR”ラインを復活させ、タウンユースでも履いてもらうように仕掛けている。
2002年に初登場したアウトドアギア“AIR PHASSAD(エア ファサッド)”。2000年代初頭の“AIR MAX”や“SHOX”シリーズにも携わったデザイナー“SCOTT PORTZLINE(スコット・ポーツライン)”が手がけている。同時期に発売された“AIR PLATEAU”や“AIR SPINDRIFT”とともに、「過酷な条件下で使える手頃なトレイルシューズ」トリオの一足としてラインナップ。それぞれ異なる環境を想定して設計されており、"PHASSAD"は雨や湿気の多い環境(Wet)向けのモデルとして位置付けられていた。デザイナー自身が「水から足を守りつつも、従来のような重たい完全防水靴のルックスは避けたかった」と語っており、過去10年の軽量かつプロテクティブなアウトドアギアを調査する中でテントのデザインに着想を得たという。
ローカットに近いシルエットでありながら、足の甲全体を覆うシュラウドを備え、テントの雨除けフラップにヒントを得たベルクロ留めのカバー構造を採用。シュラウドの側面には独自のバックル付きストラップが配置され、カバーをしっかり固定してフィット感を調節できる。アウトソールには厚みと頑丈なラバーを用い、深いブロック状のラグパターンを刻むことで、まるでマウンテンバイクのタイヤのような強力なグリップ力を発揮。泥や砂利道など過酷な環境下でも安心して歩行できる仕様となっている。
海外では2025年にナイキ取扱店にて発売予定。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのTwitterやFacebookなどで報告したい。