春先にぴったりな淡いピンクをアクセントに使った逸足!
1995年、"NIKE(ナイキ)"から発表された"AIR MAX 95(エアマックス95)"は、ランニングシューズの概念を一新する革新的なモデルとして登場した。デザイナーの"セルジオ・ロザーノ"は人体構造からインスピレーションを受け、肋骨をシューレース、背骨をアウトソール、筋繊維をアッパーのメッシュとスエードで表現。雨が地層を浸食するオレゴンの風景にも着想を得たサイドボーダーのデザインは、有機的なラインと彫刻のような美しさを持ち、スニーカーでありながらアート作品のような存在感を放った。シリーズ初のフォアフットのビジブルエアを搭載し、クッショニングを最大化する技術を導入。前後に配されたビジブルエアは、これまでにない履き心地を提供しつつ、ハイテク感あふれるデザインでスニーカーファンを魅了した。特に、ファーストカラーである通称"イエローグラデ"は、日本を中心に爆発的な人気を博し、社会現象を巻き起こした。発売当初、ランナーたちからはその大胆なビジュアルに懐疑的な声もあったが、ストリートカルチャーでは逆にその斬新さが支持を集め、瞬く間にアイコニックな存在に成長。アフターマーケットでは定価の10倍以上の価格がつくなど、スニーカー史に残る逸足として語り継がれるようになった。
今回は2020年にリリースされた、春らしい淡めなピンクを落とし込んだ、"PINK FOAM(ピンクフォーム)"が復刻。シューレースループを始め、サイド部分のスウッシュやヒールロゴ、エア内部など、ピンクで統一しオリジナルカラーの印象は残しつつも、主張をし過ぎないカラーリングが魅力を放つ。
海外では2025年4月にナイキ取扱店にて発売予定。価格は$180。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのTwitterやFacebookなどで報告したい。