ワッフルソールの原点を黒黄のレザーで再構成!
1971年、オレゴン大学の硬く滑りやすい陸上トラックで、ランナーの足元をどう支えるか。"BILL BOWERMAN(ビル・バウワーマン)"が求めたのは、スパイクほど地面に食い込まず、フラットなソールよりも確かなグリップを得られる構造だった。自宅のワッフルメーカーの格子模様に着想を得て試作を重ね、1972年の米国オリンピック代表選考会では少数のシューズを手作業で用意。ソールが地面に残す跡が月面の宇宙飛行士の足跡に似ていたことから、"NIKE(ナイキ)"の"MOON SHOE(ムーン シュー)"という名が生まれた。初期の試作は一般向けに本格販売されなかったものの、その発想は1973年の"OREGON WAFFLE"、1975年の"WAFFLE TRAINER"へと受け継がれ、ブランドのランニング史を動かしていく。
長くアーカイブの中にあったその姿は、2025年に"JACQUEMUS(ジャックムス)"とのコラボレーションでファッションの舞台へ帰還。バレエシューズを思わせる解釈でも、薄いソールと細身のフォルムは強い存在感を放った。今回の"MOON SHOE OG LEATHER SP"は、その競技用プロトタイプの軽快な形を残しながら、アッパー全体をレザーへ変更。初期のナイロン製試作とは異なる、日常の装いに取り入れやすい質感へ仕立てている。
ブラックのレザーで丸みを帯びたトウからヒールまでを包み、長く伸びるスウッシュと小さなヒールロゴにイエローオークルを配置。黒いシューレースや細かなステッチでシルエットを引き締め、明るいロゴの形を際立たせた。足元を支えるガムライトブラウンのアウトソールには、前足部からかかとまでワッフルの凹凸が続く。競技のために考案されたパターンを目に見えるデザインとして生かし、ブラックレザーの落ち着きと初期"NIKE"らしいスポーティな配色を両立した一足となっている。
日本国内では2026年10月1日よりナイキ取扱店にて発売予定。価格は18,700円(税込)。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。












