日本の伝統的な刺し子を使った芸術的な一点もの!
2025年9月、"NIKE VOMERO PLUS"を着用してアップル銀座を訪れたティム・クックCEO。その足元を飾った岩手県大槌町の職人集団"SASHIKO GALS(サシコギャルズ)"によるカスタムモデルは、瞬く間に世界的な話題となった。そして2025年末、彼女たちが"NEW BALANCE(ニューバランス)"と公式にタッグを組む。「Crafted for the future - 紡ぐ未来へ」と題されたプロジェクトのキャンバスに選ばれたのは、伝説のモデル"MADE IN U.S.A. 1300JP"である。
1985年、当時のランニングシューズとしては破格の価格$130(日本では39,000円)で発売され、"スニーカーのロールスロイス"と称賛された初代"1300"。5年周期で復刻される"1300JP"は、発売のたびに争奪戦が繰り広げられる至宝だ。今回の公式カスタムモデルでは、そのアッパーにサシコギャルズが一点一点、手作業で刺し子を施した。ヌバック部分の幾何学模様はもちろん、通常はプリントで済ませるシュータンラベルに至るまで緻密なステッチワークが光る。さらに、シューレース一本一本にも糸を通すことで、手仕事のぬくもりと強度を両立させた。
製作数は24.0cmと27.0cmの各1足、合計わずか2足のみ。収益は株式会社"MOONSHOT"を通じて、次世代の職人育成や"SASHIKO WORLD CHAMPIONSHIP"構想など、伝統文化を未来へ繋ぐ活動に寄付される。大量生産品では到達できない芸術的な仕上がりは、過去と未来、地方と世界を繋ぐマスターピースとなっている。
日本国内では2025年1月9日にニューバランス原宿にて抽選販売予定。価格は363,000円(税込)。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。










