剛性から柔軟性へ、思想の大転換を果たした駅伝の覇者!
"ADIZERO(アディゼロ)"シリーズにおいて、駅伝やハーフマラソンまでの短〜中距離決戦用兵器として君臨する"TAKUMI SEN(タクミ セン / 匠戦)" 。2012年の誕生以来、「日本人を速くする」という使命を背負い、青山学院大学をはじめとする多くのトップランナーの足元を支えてきた名作である。最新作"ADIZERO TAKUMI SEN 11(アディゼロ タクミ セン 11)"は、前作から約10〜12gもの軽量化(27.0cmで約188g)を果たし、さらなる進化を遂げた。しかし、その真価は単なる数字のスペックアップにはない。「剛性とキレ」で勝負した前作から、「柔軟なバウンド感」でスピードを底上げする現代的な思想への転換にある。
前作"タクミセン 10"は硬めのミッドソールで路面をダイレクトに捉えるスパルタンなピュアレーサーであったが、今作では高反発フォーム"LIGHTSTRIKE PRO(ライトストライク プロ)"の配合を見直し、一段と柔らかく弾むクッション感を実現。さらに、内蔵される5本指の骨格"ENERGYRODS 2.0(エナジーロッド 2.0)"の素材を、カーボンからグラスファイバー製に変更 。適度なしなりを持たせることで反発力をマイルドにしつつコントロール性を高め、踏み込み時にロッドのしなりと反発を強く感じる「楽しい」乗り味へと進化した。アッパー素材には、上位モデル"ADIOS PRO 4(アディオス プロ 4)"でも採用された新素材"LIGHTLOCK(ライトロック)"を搭載。薄手のニット状メッシュが一方向に伸縮し、足の形に沿って優しくフィットすることで、前作のような硬質なロックダウン感から、より柔軟で快適な足入れへと変化。アウトソールは「ライトトラクション+コンチネンタルラバー」の新構成を採用 。前足部の母指球付近に高耐久・高グリップな"CONTINENTAL RUBBER(コンチネンタルラバー)"を配置し、ウェット路面でのグリップを約39%向上させた。
今回は、日本の正月の風物詩でもある「駅伝」をフィーチャーしたカラーウェイが登場する。晴れた日の青々とした富士山からインスパイアされたソーラーブルーを基調に、サイドにはメタリックシルバーのスリーストライプスを配置。さらに、箱根伝統細工から着想を得たピクトグラムデザインがあしらわれ、駅伝を戦う上で不可欠な「団結心・忍耐力・ラストの全力疾走」を表現している。
日本国内では2025年11月28日にアディダス取扱店にて発売予定。価格は24,200円 (税込)。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。















