コンバースのアーカイブからブーツを蘇らせる!
"TYLER, THE CREATOR(タイラー・ザ・クリエイター)"は、2000年代後半にロサンゼルスのヒップホップコレクティブ"ODD FUTURE(オッド・フューチャー)"のリーダーとして登場。グラミー賞最優秀ラップ・アルバムを受賞した"IGOR(イゴール)"に代表される独創性溢れる音楽性で、現代のヒップホップカルチャーに新しいムーブメントを起こしてきた。また音楽シーンだけでなく、2011年には自身のクロージングライン"GOLF WANG(ゴルフワン)"を設立。2017年からは"CONVERSE(コンバース)"とパートナーシップを結び、"GOLF LE FLEUR*(ゴルフ ル フルール)"スニーカーラインを立ち上げる。花柄の"ONE STAR(ワンスター)"や"GIANNO(ギアーノ)"といったユニークなデザインで、スニーカーカルチャーにも絶大な影響を与えてきた。
今回、コンバースが1908年の創業以来の伝統を祝う"1908"ラインから、タイラー・ザ・クリエイターとのコラボレーションモデル"1908 BRONCO BOOT(1908 ブロンコ ブーツ)"がデビューする。"BRONCO(ブロンコ)"の名は、元々1980年代初頭にサッカーやフットボール用に設計された低カットのスパイクに由来する。このオリジナルモデルは、ボールコントロールを向上させるために畝状のテクスチャーを施したトゥデザインと、耐久性のある合成皮革アッパーを特徴としていた。しかし、コンバースのブーツ製造の歴史はさらに古く、1920年代の"NO-BITE(ノーバイト)"ハンティングブーツや、第二次世界大戦中に供給された"A6"ブーツまで遡る。今回の"1908 ブロンコ ブーツ"は、1990年代のライフスタイルブーツ"MUD CHUNK(マッドチャンク)"のチャンキーなデザインとアグレッシブなトレッドにインスパイアされており、まさにコンバースのアーカイブにおける複数の時代のDNAを融合させたモデルである。
アウトソールは、アーカイブのハイキングブーツや90年代のマッドチャンクから受け継いだ、深いトラクションを発揮する厚いラグソールを搭載。トゥキャップは、"CHUCK TAYLOR(チャックテイラー)"のバンパーを彷彿とさせるダイヤモンドパターンと、オリジナルのブロンコクリートのガードを思わせるリッジ状のテクスチャーで成型されている。アッパーはスプリットパネル構造で、ハイキングブーツのような金属製のアイレットとトップフック、そしてゴルフ ル フルールロゴ入りのメタルレースロックが特徴である。シュータンにはゴルフ ル フルールのシグネチャーロゴがエンボス加工で施され、コラボレーションを象徴している。
デビューコレクションは、タイラーのシグネチャーパレットから選ばれた4色展開。"エンペラドール"と"ブラック"は豪華なフルグレインレザー、"アスペングリーン"はソフトスエード、"ペアーソルベ"は耐久性のあるキャンバスを採用している。
海外では2025年11月13日にコンバース取扱店にて発売予定。価格は$150。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。



















