都会のコンクリートが似合うカラーウェイ!
“X GAMES”で 合計8枚のメダルを獲得し、“STREET LEAGUE”や“TAMPA PRO”といった最高峰コンテストで優勝実績を持ち、同時にストリートビデオやカルチャー面での影響力も確立した、まさに“コンテストとストリート双方の頂点”に立つスケーター、"PAUL 'P-ROD' RODRIGUEZ (ポール・ロドリゲス)"。ロサンゼルスに生まれ、10代でプロキャリアをスタート。その優れたスケーティングは"NIKE SB(ナイキ) SB"にも認められ、初のシグネチャーアスリートという快挙を成し遂げた。大手スポーツ企業とスケートカルチャーの関係性を大きく変えた人物でもある。
2005年に登場したファーストシグネチャー、"P-ROD 1(P-ロッド 1)" は、ハイエンドなランニングシューズのテクノロジーをスケートボードの世界に持ち込むという、前例のない試みから始まった。その結果、"P-ROD 1" は、ロープロファイルのカップソールでありながら、ヒール内部に "ZOOM AIR (ズームエア)" ユニットを搭載。これにより、バルカナイズドソールのような柔軟なボードフィールと、ランニングシューズ並みの衝撃吸収性という相反する要素を両立させた。
アッパーはプレミアムレザーとスウェードを主体とした3レイヤー構成。摩耗の激しいトゥボックスは丸みを帯びた形状でダメージを分散させ、ステッチは意図的にオフセットすることで糸切れを防ぐなど、徹底した耐久設計が施されている。さらに、ヒールからサイドウォールにかけては、"ポール・ロドリゲス" の頭文字を格子状にエンボスした "PRモノグラム" パネルを採用。これは視覚的なアイコンであると同時に、アキレス腱を包み込み踵のブレを抑制する、当時としては革新的なサポート機能でもあった。ソールの内部には、着地時の過度なねじれを防ぐカーボンファイバープレートまで挿入されていたのである。
2025年に誕生20周年を記念して"P-ROD 1"が復刻。ファーストカラーを皮切りに続々とニューカラーが登場している。今回はフリントグレーとミディアムグレーの異なるカラートーンでアッパーを構成。サイドを飾るスウッシュには毛羽立ちのあるロイヤルブルーを添えて表情を生み出した。ストリートで馴染み秀逸なカラーブロッキングとなっている。
海外では2026年にナイキSB取扱店にて発売予定。価格は$125。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。







