アバンギャルドを極めた? 衝撃的なグラフィックのニューデザイン!
およそ5,000種と推測される、"NIKE AIR FORCE 1(ナイキ エアフォース 1)"は、考えうるありとあらゆるデザインが用いられてきたが、その大部分は格好良さを追求したものであることに間違いない。あるいはウィメンズやキッズに向けた可愛らしいデザインなど、いずれにしてもプラス方向へとベクトルを進めるものであり、逆の方向へと舵を切るデザインは皆無と言えるだろう。しかしながら歴史を振り返ると、2008年より展開されたAF1最高峰のコレクションと位置づけられる、"1WORLD(ワンワールド)"において、イギリスのヒップホップMC、"DIZZEE RASCAL(ディジー・ラスカル)"は、あろうことかヒールサイドに蝿がたかる排泄物を刺繍したデザインを提案。さしもの”NIKE”もこれにはNGをかけたのだろうか、幻のサンプルに終わっており、そういった経緯もあってか18人のイノベーターによる、"1WORLD"は未完に終わっている。
"蝿"という共通点もあるが、多くの人々にとってはそのデザインに疑問符がつくであろう1足がスタンバイした。タンブルレザーを用いたホワイトのアッパーとソールをベースに使用したクリーンなローカットだが、至る所にリアルな、"蝿"のグラフィックが散りばめられている。アウトソールは乳白色のクリア素材を使用しているが、その中にまで、"蝿"が侵入。アバンギャルドを極めたデザインは、どのような人々の心をつかむのだろうか。
海外では2025年秋〜ホリデーシーズンにナイキ取扱店にて発売予定。価格は$130。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。
pic : snkr_CAT