“月面を歩く”履き心地、モノクロームで日常使いにぴったりな逸足!
2008年、"NIKE(ナイキ)"はスニーカーのクッショニング史に新たな歴史を刻んだ。NASAの宇宙飛行士が月面を歩く姿から着想を得て開発された、"LUNARLON(ルナロン)"の登場である。軽量なエチレンビニールアセテートに、弾力性のあるニトリルゴムを融合させるという革新的なアプローチ。これにより、驚くほどの軽さと、雲の上を歩くようなソフトな反発性を両立させた。その伝説の履き心地が、現代のライフスタイルモデル"LUNAR ROAM(ルナ ローム)"として、再び帰ってきた。
2010年代初頭、"LUNARLON"はナイキの快進撃を象徴するテクノロジーだった。ランニングシューズの"LUNARGLIDE"、バスケットボールの"HYPERDUNK"、さらにはゴルフやテニスに至るまで、あらゆるカテゴリーのトップモデルに搭載。その万能性と卓越した快適性は、当時のアスリートとスニーカーヘッズを魅了した。一度は"REACT"フォームにその座を譲ったが、あの独特のフィーリングを懐かしむ声は絶えなかった。
"LUNAR ROAM"は、その伝説のフォームを現代的なデザインへと昇華させた。アッパーには通気性に優れたエンジニアードメッシュを採用し、"REACTWIRE"が中足部を的確にホールド。そして、当時を彷彿とさせるリブ状のミッドソール。今回登場した"サミットホワイト"は、その彫刻的なソールを、ホワイト、ライトスモークグレー、ブラックといった、クリーンで落ち着いたトーンで構成。都会的で洗練された、まさに大人のための一足となっている。
日本国内では2025年6月30日にナイキ取扱店にて発売開始。価格は20,900円 (税込)。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。