日常のための"GPS"が王道カラーで登場!
ニューヨークを拠点とする、現代芸術家"TOM SACHS(トム・サックス)"。日常にありふれた素材を、独自のDIYスピリットで再構築し、アートの世界に新たな価値観を提示してきた。2007年頃から始まった"NIKE(ナイキ)"との協働プロジェクト、"NIKECRAFT"は、彼のユニークな世界観と、ナイキの革新性が融合した、唯一無二のコレクションである。
2012年、火星に行く科学者のためにデザインされたという"MARS YARD(マーズ ヤード)"で、スニーカーシーンに衝撃を与えた両者。その10周年を記念して、2022年に発表されたのが、"GENERAL PURPOSE SHOE/GPS(ジェネラル パーパス シュー)"だ。そのコンセプトは、"MARS YARD"とは対照的に、我々の"日常生活"に根ざしている。「退屈なほど普通の靴」。トム・サックスは、あえてそう語る。どんな場面にも対応できる「汎用シューズ」として、スニーカーを派手なファッションアイテムではなく、あくまで実用的な"ツール"として再定義した。
そのデザインは、一見すると非常にシンプルだ。わずかに反り上がったつま先の形状や、全体のシルエットは、ナイキのクラシックな"KILLSHOT(キルショット)"や"WAFFLE TRAINER(ワッフルトレーナー)"のDNAを感じさせる。しかし、そのディテールには、トム・サックスならではの、実用性への徹底したこだわりが詰まっている。アッパーには、通気性に優れた高密度ニット素材を採用し、履き口は足当たりの良いマイクロファイバー製。シュータンとヒールには、着脱を助けるための大きなプルタブが備え付けられている。ソールは、内部にEVAフォームを搭載した3つのパーツからなる成型カップソール構造。耐久性の高いラバーでミッドソールとアウトソールを構成し、日常のあらゆる動きを、タフかつ快適にサポートする。
今回リークされた最新カラーは、その"ツール"としての魅力をさらに高める、落ち着いたカラーブロッキングで構成。ネイビーのボディに、ホワイトの補強パーツ、そしてブルーのスウッシュという、王道の組み合わせ。ミッドソールはガムカラー、アウトソールはブラックと、日常に溶け込む、まさに"究極の普通"を体現した一足となっている。
海外では2026年春にナイキ取扱店にて発売予定。価格は$125。 また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。