常識を打ち破る街中を歩けるスパイク!
セレブの間で火がついた、フットボールジャージをファッションに取り入れる“ブロークコア”。さらにその流れが加速し、本物のスパイクをスニーカー感覚で履きこなす“#bootsOnlySummer”スタイルがTikTokを中心に注目を集めている。そのトレンドを受け、"ADIDAS(アディダス)"はスパイクをそのまま街で履けるようにアレンジした公式プロダクトを展開。ベースとなるのは、2006年ドイツW杯に合わせてリリースされた“+F50 TUNIT”の意匠を色濃く継承した"F50 ADIFRAME(エフ50 アディフレーム)"だ。
アッパーはショックピンクに染まる艶やかな軽量マイクロファイバーシンセティック。そこへフューチャリスティックに輝くメタリックシルバーのスリーストライプスとヒールロゴが疾走する。シューレースカバーを備えた流麗なシルエットは、当時のF50シリーズを象徴するディテール。トゥには“F50”ロゴが誇らしげに鎮座する。
ソールユニットには、スタッド全体を包み込む透明TPUケージ"ADIFRAME SHIELD(アディフレーム シールド)"を搭載。底面をフラット化した“ウォーカブルクリート”構造により、スタッドを保護しつつアスファルトやタイルの上でも快適に歩行できる。突き上げを緩和する薄型EVAボードをインソール下に追加し、街履きでの快適性も徹底追求。透明ケージはスタッドを隠すのではなく“魅せる”設計で、スパイクのアイデンティティをストリートへ大胆に持ち込む。
なお、このケージは取り外し不可。社内テストでは100kmの歩行耐久性をクリアしたというから驚きだ。フットボールスパイクの概念を根底から覆し、ストリートファッションの新たな可能性を切り拓く挑戦的モデル。単なる奇抜さではなく、ユーザー発信のトレンドを公式が製品化するという現代的ストーリーを内包している。
海外では2026年にアディダス取扱店にて発売予定。価格は$180。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。