2011年に“NEW BALANCE(ニューバランス)”がスタートさせたトレイル向けの“MINIMUS(ミニマス)”シリーズ。ベアフットランニングの流れを汲み、極限まで無駄を削ぎ落としたミニマルな構造と“VIBRAM(ビブラム)”社のラバーソールを組み合わせ、高いグリップ力と地面との一体感を実現している。今回の"MT10"は、ロード向け“MR10”とは異なり、不整地での走行に対応する仕様を持ち、4mmのロープロファイル設計によって裸足に近い自然なフットワークを促す。アッパーには通気性に優れたメッシュをメイン素材に、前足部と踵部にはしっかりと補強を配しつつ、トウボックスには足指を動かしやすい十分なスペースを確保。ミッドソールは極薄に設計され、最低限のクッション性をキープしながらも地面の感覚をダイレクトに伝える。ロックプレートを内蔵しないことで柔軟性を高め、岩場などでは突き上げを感じやすい反面、足裏の動きを最大限に活かせる仕様となっている。近年は復刻版だけでなく、"ISSEY MIYAKE"や"ICE STUDIOS"とのコラボレーションも展開され、ミニマリストランニングシューズを代表するデザインがファッションシーンで再評価されている。今回はラベンダーカラーで染め上げ、都会からアウトドアまで幅広いシーンで活躍できるように色合いに。トレンドの一歩先を楽しめる一足となっている。
日本国内では2025年4月16日にニューバランス取扱店にて発売予定。価格は16,500円 (税込)。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのTwitterやFacebookなどで報告したい。