【2025年発売予定】 タリート × アシックス スポーツスタイル ゲル クォンタム キネティック スライド

独創的で芸術性の高いスライドが誕生！
“TAREET(タリート)”は、フランスの新興ファッションブランドであり、デザイナー“ETIENNE DIOP(エティエンヌ・ディオプ)”によって設立された。彼自身のアフリカとヨーロッパ双方のルーツを融合させた“アフロヨーロピアン”な美学を追求し、文化的遺産をファッションで表現することを重視。家族や自身を取り巻く環境からのインスピレーションを得ながら、職人技術を尊重したスロー・ファッションの理念に基づき、端切れ布や中古の衣料をアップサイクルして独自の作品を生み出している。ブランド名の“Tareet”はセネガルの公用語の一つであるウォロフ語に由来し、もともとは布を裂く音を指す言葉が転じて「それ、イケてるね！」というスラングとして使われている。こうした語源には“布を裂いて再構成＝アップサイクル”する同ブランドの理念が示唆されている。
“ASICS(アシックス)”とのコラボレーションは、2024年初頭に続き、2025年3月に開催されたパリ・ファッションウィークで新コレクション"LABEL LIGGEY YAT(ラベル・リゲイ・ヤット)"が発表された。これは衣服生産の永続的なサイクルをテーマに、セネガルの伝統市場“FËGG DIAYE(フェグ・ジャイェ)”で古い布や衣類が新たな服へと生まれ変わる文化に着想を得たもの。実際のコレクション内容もこのコンセプトを反映し、"ASICS"のシューズをベースに再構築した一点物のフットウェアが中心となる。具体的には、バブーシュ(モロッコ風スリッパ)のようなスリッポンの形状に、"ASICS"のランニングシューズ“GEL-QUANTUM KINETIC(ゲル クォンタム キネティック)”の高機能ソールやアッパーのパーツを解体して組み合わせ、セネガル伝統の織物や廃材テキスタイルと融合。ハイテク素材とリサイクル素材が織りなす、荒削りながらも独特の美しさが際立つ仕上がりとなっている。
このコレクションは、2025年3月2日～5日にパリ市内の“Espace Parallèle”で没入型の展示会形式にて公開。過去のプロジェクト同様、限定数での受注生産となる可能性が高い。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのTwitterやFacebookなどで報告したい。