ノスタルジックな魅力を強調するカラーブロッキング!
1970年代の米国でのランニングブームのさなか、まだ創業間もない“NIKE(ナイキ)”が送り出した“LD-1000”。“LD”は“LONG DISTANCE”を指し、「1年間で1000マイル走れる」という願いが込められている。共同創業者であり、ランニングコーチの“BILL BOWERMAN(ビル・バウワーマン)”は足専門医と協力し、踵に厚みをもたせたフレア状のミッドソールなど当時の最先端技術を採用。軽量ナイロンアッパーとスウェードの補強パーツは、完成度の高いデザインとして多くのランナーを魅了した。販売開始当初は好調なセールスを記録しながらも、正しい着地をできない一部のランナーに膝の故障リスクが生じる可能性が分かり、"NIKE"はリコールを決定。新しいことへの挑戦と誠実な対応がコミュニティの信頼を高め、同社の地位をゆるぎないものとする一端を担うこととなった。
2024年、この黎明期の名作“LD-1000”が現代のライフスタイルに合わせて復刻。レトロランナーらしい太めのスウッシュやフレア状のミッドソールなど、オリジナルのディテールを尊重しつつ、ファッションシーンで映えるカラーや素材にアレンジすることで、よりスタイリッシュに生まれ変わっている。最新作では、落ち着きあるブラウン系統で揃えたカラーリングが登場。メッシュパネルの上に走るスウッシュには、ほのかにブラウンに色付け、フレア状のミッドソールも同様に染め上げることで統一感ある仕上がりへ。コーディネイトに取り入れやすい見事なカラーリングとなっている。
海外では2025年にナイキ取扱店にて発売予定。価格は€110。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのTwitterやFacebookなどで報告したい。