伝説のコレクターアイテムが復活へ!
近年のスニーカーブームの火付け役と言っても過言ではない、稀代のデザイナー"VIRGIL ABLOH(ヴァージル・アブロー)"。建築、音楽、アート、ファッション、スニーカーカルチャーのすべてを横断し、ストリートウェアの概念を高級ファッションへと昇華させた、21世紀のアイコン的存在。彼が立ち上げた"OFF-WHITE(オフホワイト)"と"NIKE(ナイキ)"のコラボレーションは2017年、"THE TEN(ザ・テン)"に始まる。スニーカー10モデルをヴァージル独自の視点で解体・再構築し、「未完成の美」を表現し、スニーカーカルチャーに革命をもたらした。その後、彼が手掛けるコラボレーションはハイプの象徴として完売が繰り返されている。今作の"AIR JORDAN 1(エアジョーダン1)"は2018年にヨーロッパ限定モデルとして登場し、スニーカーヘッズの間で"ALASKA(アラスカ)"または"EURO(ユーロ)"の愛称で語り継がれてきた。最大の特徴は、純白で統一した洗練されたカラーリング。スムースレザーとメッシュ素材の組み合わせが、透き通るようなクリーンな印象を生み出す。サイドのスウッシュは、あえてはみ出すことでDIYしたかのようなオフホワイトならではのエッセンスをプラス。インサイドにはヴァージルのシグネチャーとも言える"Off-White™ for NIKE"のプリントが施され、クラシックなAJ1にコンセプチュアルなアート性を吹き込んでいる。シュータン裏側のスポンジフォームの露出、未処理のエッジ、シューレースの"SHOELACES"プリント、鮮やかなオレンジのタブ、そして象徴的な赤いジップタイ、どれも(ヴァージルが生み出した“未完成の美学”を象徴するディテールとなっている。2017年に登場した"CHICAGO"や2018年の"UNC"と比較すると、本作は最もモダンかつ洗練されたルックスを持ち、スニーカーデザインの新たな方向性を示した一足と言える。
リリース当時は欧州限定販売という希少性も相まって、市場では即完売。発売直後からリセール価格は数千ドルに達し、現在も高額なプレミアムがついている。そして、2025年末には復刻されることが決定。今回の復刻版はオリジナルデザインを忠実に再現しつつ、グローバル展開される予定であり、スニーカーシーンに再び激震を与えることが確実視されている。
海外では2025年の年末に発売予定。価格は未定。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのTwitterやFacebookなどで報告したい。