2012年、瞑想や禅のコンセプトをヒントに生まれた“ROSHE(ローシ)”。あらゆる装飾をそぎ落とし、必要最小限のパーツのみで構成することで、本来の機能が際立つミニマルなデザインを実現した。モデル名は「老師」からの引用に由来し、デザイナーを務めた"ディラン・ラーシュ"は2年以上の歳月をかけ、低反発のソーラーソフトライナーを取り入れた快適性重視の構造へと到達。横幅をやや狭めてシャープなシルエットを追求した結果、足を入れればまるで禅の庭を歩むような穏やかな履き心地が得られる。シンプルであり、さらに良心的な価格設定ということもあり、大ヒットを記録したスニーカーである。
そのミニマルな美学は保ちつつ、18ホールのコースにも対応すべくアウトソールをゴルフ仕様にリファイン。統合型トラクションパターンを採用し、フィールドからコンクリートへスムーズに移動できるよう設計されている。今回のコレクションは、米国アリゾナ州のフェニックス オープンに向けて登場。テキスタイルアッパーを「キー ライム/ベアリー ボルト/ライト グリーン スパーク」という鮮やかなカラーパレットで彩り、サボテンを彷彿とさせるトゲ模様の刺しゅうをスウッシュの周囲に落とし込んだ。さらに、インソールにはサソリのグラフィックをあしらい、アリゾナの自然を思わせる要素を一段と強調している。
海外では2025年にナイキ取扱店にて発売予定。価格は$110。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのTwitterやFacebookなどで報告したい。