未来のNIKEのアイコン、"フライレザー"の重要性とは?
先進のスポーツカルチャーを牽引するNIKEは自社の製品と環境問題の改善を両立させるべく新たなアイコンを産み出した。少なくとも50%の天然皮革繊維からリサイクルされた素材を基に、二酸化炭素と水の使用量を削減しつつ、人々を引き付けるレザー本来の魅力、持つ見た目や感触、匂いさえも再現した"NIKE FLYLEATHER(ナイキ・フライレザー)"。より軽くより丈夫な素材が必要とされるスポーツシーンにおいてレザーは"FLYKNIT(フライニット)"などの化学繊維へ移行していった。しかしながら軽量性、耐久性に優れる"フライレザー"は、再びレザーが革新的なパフォーマンスを持つ素材として使用される可能性を提示している。
一方でスニーカーカルチャーとしての視点ではデジタルプリント技術やレーザー加工においてもより高度な演出が可能となった。画像の"AIR FORCE 1(エアフォース 1)"では紙に描かれたかのように精巧なテクスチャがプリントされているのがわかる。またロールに仕上げられた"フライレザー"の裏側も本物のレザーと同様にスエードのような質感を表現しており、よりシャープでスムーズな素材へと生まれ変わった。"NIKE:ON AIR(ナイキ:オンエア)"のウィナーズツアーにおいて参加者は"フライレザー"を用いたカスタマイズサービスを実施。日本代表のYUTA TAKUMAN氏がミスマッチで仕上げた実物を公開している。同様のサービスが国内でも実施されることに期待したい。
2019年より"フライレザー"を用いたプロダクトやサービスが本格的に展開される見込み。また新たな情報はスニーカーウォーズのLINE@などで報告したい。