アンティークの広告デザインを大胆にプリント!
ランニングに始まり、"MICHAEL JORDAN(マイケル・ジョーダン)"との契約を交わしたことで、バスケットボールを中心に成長を遂げ、現在のスニーカームーブメントを創造したと言っても過言ではないNIKE。バックボーンに常にあるのはスポーツだが、その黎明期の1970年代から80年代にかけては様々な試行錯誤のプロダクトデザインも数多く見られる。"ONE SWOOSH IS BETTER THAN 3 STRIPES(スウッシュは3本ラインよりもいいね)"という、他ブランドへの挑発的なフレーズを用いた広告などはその代表だ。スーパーマンを模した"NIKE MAN(ナイキマン)"などのパロディーも、チャレンジャーの立場にあった当時のNIKEを反映した例だろう。同様に1960年代に保険会社の広告として誕生した"SMILY FACE(スマイリー・フェイス、スマイルマーク)"をデザインに取り込んだのが、"HAVE A NIKE DAY(ハヴ・ア・ナイキ・デイ)"のキャラクターだ。今年の3月に発売された"SEAN WOTHERSPOON(ショーン・ワザースプーン)"が手掛けた、"AIR MAX 1/97"のインソールに用いられたことでも知る人は多いだろう。
ヴィンテージショップを経営するショーンらしいチョイスにより現代によみがえった"HAVE A NIKE DAY"のスマイリーフェイスを、大胆にも"AIR FORCE 1(エアフォース1)"のデザインに取り込んだのが今作である。ピンクとライトグリーンの2色はスエード素材がベース、ホワイトはレザーベースと思われる。サイドパネルに大きくスマイリーフェイスをプリントし、シュータンのタグには"HAVE A NIKE DAY"の文字が入る。ヒールタブに用いたパテントがアッパーの表情にアクセントを加えている。歴史を紡ぐモデルに、アンティークなアドバータイズが融合し新たなデザインが創造された。
海外では2019年3月にNIKE取扱店にて販売が予定されている。日本での発売等、詳細は未定。また新たな情報がスニーカーウォーズのLINE@などで報告したい。
UPDATE
国内はホワイト(BQ9044-100)のみ販売開始中。価格は11,880円(税込)。
UPDATE
2019年2月1日にNIKE+SNKRSで発売予定。
UPDATE
2019年2月2日より国内ではピンク(BQ9044-600)がBILLY'S ENTの店頭で販売開始。