スケートの名作に冬の機能を重ねた、柔らかなマシュマロカラー!
完成品にハサミを入れる。その大胆なカスタムが、"VANS(バンズ)"を代表する"HALF CAB(ハーフキャブ)"の出発点だった。1989年、伝説的スケートチーム"BONES BRIGADE(ボーンズ ブリゲード)"の一員である"STEVE CABALLERO(スティーブ・キャバレロ)"のシグネチャー、"CABALLERO"が登場。当初はハイカットだったが、ストリートでのトリックに合わせて足首の自由度を求めるスケーターたちは、履き口を切り下げ、切断面をダクトテープで覆って履いていた。キャバレロ自身もその方法を試し、やがてバンズにミッドカットの製品化を提案。こうして1992年に誕生したのが"HALF CAB"だ。サイドのパッチに描かれた姿も、本人が同名のトリックを決めるシルエット。名前とロゴの両方に、スケートボードとの結びつきが表れている。
今作の"LX HALF CAB GORE-TEX INSULATED MTE(LX ハーフキャブ ゴアテックス インシュレーテッド MTE)"は、その馴染みある形を寒い季節へ対応させた一足。"MTE"は"MOUNTAIN EDITION(マウンテン エディション)"を意味し、バンズらしいスタイルに、天候の変化やさまざまな路面に対応する機能を組み合わせたシリーズとなる。ハーフキャブでは、これまでも2022年の30周年モデルでゴアテックス仕様が登場。今作はさらに保温性とソールのグリップに着目し、スケートシューズの外観にウィンターブーツを思わせる実用性を加えている。
機能の中心となるのは、防水透湿素材の"GORE-TEX(ゴアテックス)"。外からの水の浸入を防ぎながら、靴内の湿気を逃がす役割を担う。そこに保温材を組み合わせ、冷え込む日の足元に配慮した。防水と保温を別々の機能として備えることで、雨の日にも寒い日にも使いやすい設計へ。パッド入りの履き口とクッション性のあるフットベッドが足を支え、底面には"ALL-TRAC(オールトラック)"ラバーを採用する。細かな凹凸と大きなラグを組み合わせたアウトソールは、通常のワッフルソールとは異なる表情。つま先まで巻き上げたラバーも含め、足元に厚みとタフさをもたらした。
カラーは、温かみのあるマシュマロをベースにブラックを効かせた。起毛したスウェードと織り目の見えるテキスタイルを重ね、淡い色の中でもパネルごとの質感が際立つ仕上がりに。シューレースとソールも同系色で揃え、ライニング、ヒールのループ、ロゴの黒で全体を引き締めている。アイステイ上部には金属製フックを取り付け、サイドとシュータンにはお馴染みの"HALF CAB"パッチを配置。つま先側の小さな"GORE-TEX"表記に対し、ヒールには同ロゴを大きくあしらい、後ろ姿にも機能モデルらしいアクセントを加えた。先に紹介したブラックとボルドーのMTE ハーフキャブとは違い、明るい色合いと無骨なソールの対比が魅力となっている。
海外では2026年10月13日にヴァンズ取扱店にて発売中。価格は$180。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。









