"AIR YEEZY 2"を彷彿させるヒールを備えた、休息のためのブーツ!
競技で力を発揮する時間だけでなく、その前後をどう快適に過ごすか。"NIKE(ナイキ)"の"24.7"は、アスリートの生活全体に目を向けたコレクションだ。2025年に登場したアパレルでは、スポーツと日常をつなぐ着心地と端正なスタイルを提案。フットウェアにもその考え方を広げ、トレーニングや試合を終えた足を包み込む、リカバリーを意識した設計を取り入れている。速く走るためのシューズとは異なり、休む時間の快適さを主役に据えたのが、"24.7 RECOVERY BOOT(24.7 リカバリー ブーツ)"である。
まず目を引くのは、ヒールを横方向に走る段状の造形。蛇腹のように幾重にも重なる隆起は、2012年に登場した"AIR YEEZY 2(エア イージー 2)"の彫刻的なヒールを彷彿させる。爬虫類を思わせる鋭いディテールを備えた同作に対し、こちらは丸みのある柔らかな起伏で構成。似た印象の後ろ姿を持ちながら、全体は装飾を抑えたスリッポンブーツに仕上げている。甲を横切るストラップやシューレースもなく、足を滑り込ませて履けるシンプルな構造が、リラックスした用途を伝えてくれる。
"DARK DRIFTWOOD(ダーク ドリフトウッド)"は、マットな表情のレザーアッパーを深みのあるブラウンで統一。丸くふくらんだ履き口には厚いパッドを配し、足首まわりまで包み込むフォルムを作り出した。サイドの小さなスウッシュと"24.7"の文字も同系色に揃え、素材の表情とヒールの立体感を際立たせている。ミッドソールまで茶系でつながる落ち着いた外観に対し、足裏には鮮やかなコーラル系のオレンジを配置。歩くたびにのぞく色が、素朴なブーツの印象にスポーティなアクセントを添える。
ソールには、弾力のあるフォームを重ねたミッドソールを採用。"BELLOWED COMPRESSION"と呼ぶ設計によって、柔らかなクッション性と沈み込みすぎないサポート感の両立を狙っている。高く立ち上がるサイドウォールで足を支え、底面には分割されたクッションポッドを配置して、着地の衝撃を和らげる構成とした。走行時の推進力を追うのではなく、運動後の移動やオフの日の歩行を心地よくするための一足。丸みのあるボリュームと控えめなロゴ使いは、スウェットパンツやゆったりした日常着にもなじむ仕上がりとなっている。
海外では2026年にナイキ取扱店にて発売予定。価格は$160。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。












