漆黒のレイヤーに艶を重ねたハイブリッドモデル!
長距離を快適に走るための安定性とクッション性を追求し、1993年に誕生したGEL-KAYANO(ゲルカヤノ)シリーズ。初代の"GEL-KAYANO TRAINER(ゲルカヤノ トレーナー)"は、オーバープロネーションを抑えながら足を保護する高機能ランニングシューズとして開発された。モデル名には開発者の"TOSHIKAZU KAYANO(榧野俊一)"の名が冠され、世代を重ねるごとに素材やサポート構造を更新。現在ではパフォーマンスランニングを支える一方、2000年代の複雑なパーツ構成を生かした復刻や再構築モデルが、ファッションシーンでも支持を広げている。
その歴史から生まれた"GEL-KAYANO 12.1(ゲルカヤノ 12.1)"は、"KITH(キス)"との共同開発を起点に2024年にデビュー。2006年発売の"GEL-KAYANO 12"からアッパーを受け継ぎ、足元には"GEL-NIMBUS 17(ゲルニンバス 17)"のソールユニットを組み合わせたハイブリッドモデルである。最初に登場したKITHとのコラボレーションモデルを経て、現在は多彩なインラインカラーも展開。過去の意匠を後年のクッショニングで支える設計が、アーカイブの魅力を日常へ取り入れやすくしている。
アッパーの着想源は、ヨーロッパの甲冑が持つ重なりと金属的な質感。オープンメッシュの上に細く湾曲した補強パーツを幾重にも配し、通気性を確保しながら足を包み込む。ソールには前足部とかかと部の2か所へ"GEL(ゲル)"テクノロジーを搭載し、着地時の衝撃を緩和。さらに、異なる素材を組み合わせた"FLUIDRIDE(フルイドライド)"構造が、クッション性と反発性を支える。2000年代のランニングデザインを色濃く残しながら、街履きでも快適に使える機能を備えている。
今作はブラックのオープンメッシュをベースに、艶を帯びたブラックとキャリアグレーのパーツを重ねた。光を受けると濃紺にも見えるオーバーレイが、甲冑を思わせるパネルの重なりを浮かび上がらせる。サイドのアシックスストライプも同系色でまとめ、シュータン、シューレース、ライニングまでダークトーンで統一。ミッドソールからラバーアウトソールへ続く黒が重厚感を加え、色数を抑えながら素材の光沢差で奥行きを作り出した。スポーティなボリュームを保ちつつ、モードな装いにも取り入れやすい一足となっている。
海外では2026年10月1日にアシックス スポーツスタイル取扱店にて発売予定。価格はA$280。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。











