プーマの足元の毛並みを再現したかのような一足!
2012年に井野将之が立ち上げた、東京発のファッションブランド"DOUBLET(ダブレット)"。ベーシックな日常着をベースにしながら、そこへ思わず二度見してしまう違和感やユーモアを差し込むクリエイションで知られている。井野は"MIHARAYASUHIRO(ミハラヤスヒロ)"でシューズとアクセサリーのデザイン経験を積み、2018年には日本人として初めて"LVMH PRIZE"のグランプリを獲得。近年のフットウェアでは、"DC SHOES(DCシューズ)"の複数アーカイブを混ぜ合わせたハイブリッド、"ASICS(アシックス)"との"GEL-KAYANO 20(ゲルカヤノ 20)"、さらに恐竜の顔をまとった"GEL-QUANTUM 360 I AMP(ゲルクォンタム 360 I AMP)"など、スニーカーそのものを遊び心溢れるデザインを示してきた。
2027年春夏シーズンのランウェイで新たに姿を見せたのは、"PUMA(プーマ)"との初コラボレーションとなる一足。コレクションでは、未来の素材が特別なものではなく、朝起きて自然に手に取る衣服の一部になっている世界が描かれた。その中で"PUMA"は、トラックスーツ、ぬいぐるみ、爪痕のようなグラフィック、"Lost Puma"のメッセージなどを通じて、ブランド名が持つ動物的なイメージを"DOUBLET"らしい不思議な日常へと変換している。
公開されたフットウェアは、ブラックの毛足が長いアッパーで全体を覆い、正面から見ると動物の前脚を思わせるシルエットを形成。シューレースとシュータンを備えたスニーカーの構造を残しながら、トゥから甲にかけて流れるファーの質感が、ランウェイ上でぬいぐるみとリアルな獣の中間のような存在感を放っている。厚みのあるブラックソールはアウトドアシューズにも通じる力強さを持ち、全身を"PUMA"でまとめたスタイリングの中で、もっとも異質なアクセントとして機能している。スポーツブランドのスピード感と、"DOUBLET"の笑いを含んだ違和感がぶつかり合う、異色作となっている。
日本国内では2027年春夏シーズンに発売予定。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。










