伝統の足袋スタイルをスリッポンへ再構築!
ブルガリア出身でロンドンを拠点に活動するデザイナー、キコ・コスタディノフ。装飾よりも裁断やシルエット、構築性を重視し、機能性を日常に溶け込ませるデザイン哲学で知られ、現代のファッションシーンで確固たる地位を確立している。
"KIKO KOSTADINOV(キコ・コスタディノフ)"と"ASICS(アシックス)"の協業は、2018年春に発表された"GEL-BURZ 1(ゲル バーズ 1)"からスタート。2020年からはパートナーシップが強化され、キコがキュレーターとしてアシックスのスポーツスタイルラインを総合的にディレクションする体制へと移行。神戸の本社でアーカイブを深く掘り下げ、アシックスの機能設計と独自のビジュアルを融合させたプロダクトを継続的に展開している。
新作"LYASA FF(リヤサ FF)"は、日本の伝統的な履物である"足袋"をテーマにしたシリーズの一つとして位置づけられている。親指部分が独立した足袋のスプリットトゥ構造は、近代以降に地下足袋へと派生し、アシックスのアーカイブにおいても1950年代や1970年代のマラソン用シューズ、さらには2008年の宇宙飛行士のトレーニング用シューズなどで採用されてきた歴史を持つ。この足袋シリーズの先行モデルである"ILARGI FF(イラルギ FF)"でも、1953年のマラソンシューズを参照したデザインが展開されていた。
"LYASA FF"は、スプリットトゥ構造を継承しつつ、現代的な厚底のスリッポン仕様へと再構築。アッパーはソフトで伸縮性のある素材を使用し、ステッチを最小限に抑えることで足への圧迫感を低減し、スムーズな着脱とフィット感を実現。アッパー表面に施されたメタリックなパターンは、1980年代後半のアシックスのロゴ提案資料から着想を得たグラフィックとなっている。ミッドソールには、軽量で柔らかく、高い反発性を誇る"FF BLAST PLUS(FF ブラスト プラス)"を採用し、日常の着用に適した高いクッション性を確保。ラバーとEVAを組み合わせたアウトソールは、足袋由来のテクスチャと陸上トラックのライン意匠を融合させた彫刻的なフォルムで構成。カラーバリエーションは、キャラメル/ローズゴールドと、カーボン/ピュアシルバーの2色がラインナップ。
日本国内では2026年4月11日からキコ・コスタディノフ東京で先行販売、4月下旬から一部取り扱い店舗で一般発売予定。価格は30,800円 (税込)。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。


















