噛み付くようなアグレッシブなシルエットが復活!
2005年に登場した"PUMA(プーマ)"の"BEISSER(バイサー)"は、当時のスニーカーデザインの中でも異彩を放つ、極めて実験的なコンセプトモデルだった。その名はドイツ語で「噛みつく者」を意味し、最大の特徴はアグレッシブなソール形状にある。アウトソールには鋭い牙状の突起が配され、まるで地面を噛むかのように、つま先部分から側面にかけてギザギザと張り出している。かかとには歯型ラグ付きの厚いプレート状パーツが備えられ、ヒールケージとして機能すると同時に、安定性を高める構造となっている。
この独創的なモデルを手掛けたのは、1999年にプーマの名作"MOSTRO(モストロ)"を生み出したドイツ人デザイナー、"PETER SCHMID(ピーター・シュミッド)"である。シュミッド氏は、プーマ社内の実験的プロジェクト"MOTION(モーション)"ラインや、"IN COLLABORATION WITH OURSELVES(自分たち自身とのコラボレーション)"と銘打たれたデザイン重視のシリーズの一環として本作を開発。クライミングシューズやストリートファッションから着想を得て 、プーマが提案する未来のスニーカー像を体現した。
アッパーは通気性に優れたオープンメッシュでまとめあげられ、つま先の補強にはレザー、アイステイおよびサイドのフォームストリップにはスウェードを配置。新色では、これらのオーバーレイおよびヒールケージ、そして特徴的なソールユニットがブラウンで染め上げられ、アッパーのベース素材との2トーンで構成されている。2トーンながらも抜群の存在感を放つシルエットと相まって、足元で強烈なインパクトを放つ。
日本国内では2025年11月22日にプーマ取扱店にて発売予定。価格は27,500円 (税込)。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。










