遊び心溢れる子犬とモンスターの刺繍!
1990年、デザイナー高橋盾によって東京で設立された "UNDERCOVER(アンダーカバー)"。 パンクカルチャーに根ざし、「WE MAKE NOISE, NOT CLOTHES(服ではなくノイズを作る)」というモットーを掲げ、ストリートとモードの境界を揺さぶってきた。 エレガンスとグランジ、美と醜といった相反する要素を意図的に共存させる「カオスとバランス」の哲学は、ブランドの核として今なお進化を続けている。 その "UNDERCOVER" が、カリフォルニアのスケートカルチャーを象徴する "VANS(バンズ)" と再び共演。 "OTW BY VANS" ラインから最新コレクションを発表する。2017年の初コラボ、そして2024年の復活を経て、今回は "OLD SKOOL(オールドスクール)" と "ERA(エラ)" の2モデルを舞台に、高橋盾らしいダークなユーモアと遊び心が展開される。
■OLD SKOOL “MONSTER”
"VANS" を代表するクラシック "OLD SKOOL" をベースに、アッパー全面に大小さまざまなモンスターのイラストを散りばめたデザイン。 爬虫類のようなクリーチャーからユニコーンを思わせる架空の生物まで、カラフルかつコミカルなタッチで描かれ、ブラックまたはホワイトのキャンバス地に生命感を与えている。 サイドのジャズストライプにはリフレクティブ素材を採用し、光を受けて浮かび上がるギミックが近未来的なアクセントを添える。 ハロウィンシーズンに合わせて登場するこの一足は、"UNDERCOVER" が持つポップとダークの両極を軽やかに繋ぐ。
■ERA 95 “DOG”
クラシックなスケートシューズ "ERA 95" には、愛らしい子犬のモチーフが全面に刺繍されている。 ホワイトまたはレッドのキャンバス地には、芝生の上に佇む子犬と、その上を飛ぶハエという牧歌的な情景が描かれ、各モチーフの下に "UNDERCOVER" のロゴを配置。 一見するとブランドのダークな世界観とは対照的だが、そこにこそ高橋盾の美学が宿る。無垢さと毒気、愛らしさと不穏さが同居するギャップの演出が、独特のユーモアとアイロニーを生み出している。
両モデルともミッドソールには「UNDERCOVER Jun Takahashi」の刻印を施し、ヒールパッチやインソールもダブルネーム仕様。
過去のテキスト主体のグラフィックやパターン表現から一転、今回はカートゥーンのようなモチーフを中心に据え、新たな驚きをもたらすコレクションとなっている。
海外では2025年10月30日にアンダーカバーおよびヴァンズ取扱店およびオンラインにて発売予定。価格はEra 95が$120、Old Skoolが$130。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。