2018年、韓国・ソウルで産声を上げた新進気鋭のストリートブランド、"THUG CLUB(サグ・クラブ)"。「ラグジュアリーストリート」を掲げ、デザイナーデュオのミンとクォン・ジユルが打ち出す反骨的なデザインは、瞬く間に世界中のファッションシーンを熱狂させた。2025年、"ADIDAS(アディダス)"とのコラボレーションで発表された、大胆にカスタマイズされた"SUPERSTAR(スーパースター)"は大きな話題を呼んだ。そして第二弾目として全く新しい二つのブーツをリリースする。
一つは、"ADIDAS"の不朽の名作"SUPERSTAR(スーパースター)"を、"THUG CLUB"流にブーツタイプへと再構築した"SUPERSTAR BOOTS(スーパースター ブーツ)"。最大の特徴は、つま先で圧倒的な存在感を放つ、巨大なシェルトゥにある。オリジナルの丸みを帯びた形状とは一線を画し、鋭角的なリブ状の"モンスター・トゥ"へと変貌。アッパーは上質なレザーで構成され、スリーストライプスはホール状の装飾と組み合わされるなど、クラシックなディテールも前衛的にアップデート。アンクル部分を大幅に延長したハイカットブーツ仕様となり、ハイキングブーツを思わせるD環のシューレースループや、極太のヒールタブが、そのタフな印象を強調する。ヒールサイドに輝く、オートバイのエンブレムのようなメタル製の"TC"ロゴが、この一足がコラボ作であることを静かに主張している。
もう一方は、ドイツ連邦警察特殊部隊のために開発された"ADIDAS"の名作タクティカルブーツ"GSG-9"をベースに、"THUG CLUB"が持つアウトローなバイカースタイルを融合させた、"CLUB GSG-9 BOOT(クラブ GSG-9 ブーツ)"である。「オートバイ乗りを保護するため、可能な限りの補強を施す」という設計思想の通り、足首や甲にプロテクション性の高い素材を追加。つま先や踵の堅牢なオーバーレイと共に、本格的なバイク用ブーツさながらの重厚な迫力を漂わせる。アッパーから厚底のラバーソールまで、全てをオールブラックで統一。その中で、足首のストラップやシューレースホールのハトメに配されたシルバーの輝きが、デザインにアクセントを加えている。サイドには、さりげなく"THUG CLUB"の「TC」ロゴが型押しされ、ミリタリーという出自に、ストリートのアイデンティティを刻み込んだ。無骨な機能美と、洗練されたシルエットが融合した、まさに"タクティカル × モーターサイクル"な一足である。
海外では2025年10月にアディダスおよび Thug Club 取扱店にて発売予定。価格は未定。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。
■SUPERSTAR BOOT RED/WHITE (JP6518)
■SUPERSTAR BOOT BLACK/WHITE (JP6519)
■CLUB GSG-9 BOOT BLACK/BLACK (JP6032)