ビンテージ加工を施したクラシックな雰囲気で復活!
1984年、世界中が熱狂したロサンゼルスオリンピック。熾烈な開発競争が繰り広げられていたスニーカーテクノロジーの戦場でもあった。ライバル"NIKE(ナイキ)"が"AIR(エア)"クッショニングでシーンを席巻する中、"ADIDAS(アディダス)"はその革新性に対抗すべく、全く新しい思想を宿した一足のランニングシューズを世に送り出した。"LA TRAINER(LA トレーナー)"である。
「ランナー一人ひとりに最適なクッショニングを」という、"オーダーメイド"の思想にあった。最大の特徴は、ミッドソールのヒール部分に搭載された、着脱可能な3本のプラグによる可変クッション機構、"VARIO SHOCK ABSORPTION SYSTEM(バリオ・ショック・アブソープション・システム)"。硬さの異なる3色のペグを、ランナーが自身の体重や走り方、路面状況に応じて付属の工具で抜き差しすることで、クッション性を自在に"チューニング"できるという、まさに画期的なシステムだった。その独創的なアイデアと、ハイテクなルックスは、今なお多くのコアなファンを魅了し続けている。
今回の復刻版は、その歴史的なオリジナルカラーを忠実に踏襲。アッパーは、深みのあるネイビーのメッシュパネルと、同色のスエードオーバーレイで構築。サイドを駆け抜けるスリーストライプスとヒール部分には、シャープなシルバーを配置した。そして、ヴィンテージの風合いを醸し出すクリーム色のミッドソールに、白・赤・青の3色から成る、あのアイコニックな3本のペグが並ぶ。アウトソールはブラックで引き締め、80年代のオーセンティックな魅力を完璧に再現している。
日本国内では2025年10月1日にアディダス取扱店にて発売予定。価格は17,600円 (税込)。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。