洗練を極めたワントーン、"サンバ"が至高のグレーを纏う!
1950年、"ADIDAS(アディダス)"創業者アディ・ダスラーの手によって、凍てつく冬のピッチに対応するフットボールシューズとして"SAMBA(サンバ)"は産声を上げた。その名は、同年に開催されたW杯ブラジル大会にちなんで名付けられ、高トラクションのソールは当時の革新であった。1954年のW杯で西ドイツ代表が"アディダス"のスパイクを履き「ベルンの奇跡」と呼ばれる優勝を遂げると、ブランドの名は世界に轟き、"サンバ"もまたその躍進の礎を築いた。
70年代に入り、現在まで受け継がれる"Tトゥ"のシャープなシルエットへと進化を遂げると、その運命は大きく変わる。フットボールの枠を超え、英国の"カジュアルズ"と呼ばれるサポーターたちの間で定番アイテムとなり、テラスカルチャーの象徴としてストリートへと進出。90年代には、そのシンプルなデザインと耐久性がスケーターやパンクスにも愛され、様々なサブカルチャーの中で独自の解釈をされながら、ストリートのアイコンとしての地位を確立した。
その歴史的名作から、洗練されたグレートーンで仕立てた最新作が登場。アッパーには、毛羽立ちのあるグレースウェードを採用。サイドのスリーストライプスも同色でまとめ、唯一シュータンのトレフォイルロゴのみ、ゴールドの箔押しを施した。ロープロファイルなソールも半透明のグレーで仕上げるなど、徹底したワントーンで構成。素材の持つ豊かな表情と、ミニマルなカラーリングが調和した、まさに大人のための一足となっている。
日本国内では2025年9月に417 EDIFICEにて発売予定。価格は15,950円 (税込)。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。