山岳を歩く山羊をモチーフにアウトドアスタイルへ刷新!
ロンドンを拠点に活動し、次世代のフットウェアデザインを牽引するデザイナー、"MR. BAILEY (ミスター・ベイリー)"。創設したプラットフォーム "CONCEPTKICKS" は新進デザイナーの登竜門であり、そのデザイン哲学は一貫して「生物模倣 (バイオミミクリー)」に根差している。自然界の有機的な形状や、進化の過程で培われた合理的な構造からインスピレーションを受け、それを最新テクノロジーで再解釈する手法は、"ADIDAS(アディダス)" との継続的なパートナーシップによって、数々の革新的なプロダクトを生み出してきた。アンモナイトの化石から着想を得た "AMMONITE SUPERSTAR" や、クラゲのライフサイクルを外骨格のようなデザインで表現した "OZLUCENT" など、"MR. BAILEY" のスニーカーデザインは作品と呼ぶにふさわしいクリエイティビティに溢れたシルエットとなっている。
最新作として発表されたのが、"ADIZERO ARUKU YAGI (アディゼロ アルク ヤギ)" である。"ADIDAS" の軽量高反発ランニングシューズライン "ADIZERO(アディゼロ)" のシリーズを、ライフスタイル向けにチューニングした、"ARUKU(アルク)"をベースに採用。今作では、その名に日本語の「ヤギ 」を冠し、険しい山岳地帯を自在に移動するヤギの驚異的な適応力に着想を得ている。
"ARUKU YAGI" の最大の特徴は、ヤギの割れた蹄を模した「クローヴェン(偶蹄)構造」のアウトソールにある。中央がくびれ、前後が張り出したこの特殊なラグパターンは、岩場や不整地でも地面を確実に掴み、抜群の安定性とグリップ力を発揮する。ミッドソールには、新開発の高反発フォーム "SWIRLFOAM (スワールフォーム)" を大胆な厚底プラットフォームとして採用。雲の上を歩くような快適なクッション性と、スムーズな重心移動を促すロッカー形状に加え、内蔵されたスプリング構造が歩行時の推進力をアシストする。
アッパーは、生物の外骨格を思わせる半透明のTPUメッシュパネルを幾重にも重ねた、シームレスな多層構造。ヒールにはレーシングカーのスポイラーのような彫刻的なプレートが配置され、踵の安定性を高めると同時に、未来的なビジュアルのアクセントともなっている。シューレースシステムも、オフセット配置されたトグル式のクイックレースを採用し、テクニカルな印象を強めている。
海外では2025年11月3日にアディダス オリジナルス取扱店にて発売予定。価格は$280。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。












