アニマルパターンを用いて柔らかな雰囲気にリニューアル!
1950年代、凍ったピッチやインドアでのフットボールトレーニング用として誕生した“ADIDAS(アディダス)”の“SAMBA(サンバ)”。当初は厳しい気候下でも滑りにくいアウトソールを備え、サッカー選手が動きやすいよう考慮された設計だったが、1962年のチリW杯に合わせてカンガルーレザーのアッパーやトゥキャップ装備など機能性を高めたバージョンも登場。やがて70年代には“Tトゥ”を採用したシャープなシルエットへと進化し、結果としてファッション性も飛躍的にアップしたのが“SAMBA”の大きな転機だった。長い年月をかけて素材やカラーリングをアップデートしながらも、本来のフットボールシューズとしてのDNAが色濃く残ったクラシカルなデザインは、いつしかストリートやカジュアルファッションシーンでも高い支持を得て、不朽の名作として地位を確立。スリーストライプスやガムラバーアウトソールが醸し出すレトロな雰囲気は、同じくアディダスを代表する“SUPERSTAR”や“STAN SMITH”とはひと味違った魅力を放ち、多種多様なコーディネートにマッチする汎用性が強みとなっている。今回のモデルでは、オリジナルデザインを踏襲しつつも、ハラコレザーを使いその上にはカウ柄のプリントを配置。ライニングにはピンクで色付けるなど、シンプルながらもエッジの効いた存在感が光る一足に。
海外では2025年にアディダス取扱店にて発売予定。価格は$100。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのTwitterやFacebookなどで報告したい。