AF1存続の危機を救った "COLOR OF THE MONTH" をフィーチャー!
1984年、"AIR FORCE 1(エアフォース 1)"は存続の危機にあった。"NIKE AIR(ナイキ エア)"を搭載した後継種が続々と誕生し、ナイキはAF1の生産終了を決定。1985年にオリジナル最後のロットが確認できるが、AF1は一度スニーカーシーンからその姿を消すこととなる。生産終了後、キッズたちのナイキ離れを感じていた、"CINDERELLA SHOE STORE(シンデレラ シュー ストア)"の、"PAUL BLINKEN(ポール・ブリンケン)"と、"CHARLEY RUDO SPORTS(チャーリー ルドー スポーツ)"の、"HAROLD RUDO(ハロルド・ルドー)"は、ナイキにAF1の販売再開を提案。ナイキ側は復活の条件として1カラーにつき1,200足を販売することを求めた。2人は同じボルチモアに位置する、"DOWN TOWN LOCKER ROOM(ダウンタウン ロッカールーム)"に協力を求め、1年余りの空白を経て1987年についにリリースを再開。"SHOE OF THE MONTH/COLOR OF THE MONTH(シュー・オブ・ザ・マンス/カラー・オブ・ザ・マンス)"として、ひと月に1カラーずつが販売された。ボルチモアのキッズたちはフィラデルフィアを経てニューヨークまで試合で遠征したことで、ボルチモアでAF1が販売されていることが知れ渡り、東海岸のあらゆる場所からも問い合わせが来たという。ボルチモアの3店舗は、"スリーアミーゴス"と呼ばれ、それから4年間AF1の専売契約を交わし、現在に続くAF1のカルチャーを救ったのだ。
現在スニーカーカルチャーに当然のものとして存在するAF1を救ったストーリーを称え、40周年のアニバーサリーを祝う1足がスタンバイした。"COLOR OF THE MONTH"の第1弾として登場するのは、トリプルホワイトのローカット。一見すると現行のトリプルホワイトと変わらないようだが、ヒールタブにはオリジナル仕様のブロック体、"NIKE AIR"ロゴが刺繍で配置される。アイステイは1995年以降に見られるスモールスウッシュを備えたフォルムを採用し、ディテールで40年間の歴史を表現した。'80sのブラックカルチャーに見られる、「ホワイトのスニーカーをフレッシュなままに履き、汚れたらすぐに持ち歩いている歯ブラシで磨く。」スタイルを象徴する付属の歯ブラシには、"Since 1982."の文字が刻まれ、AF1の誕生年をフィーチャー。「人々が作り上げたスニーカーカルチャー」を語る仕上がりとなっている。
日本国内では2022年7月23日に一部のナイキ取扱店にて発売予定。価格は16,500円(税込)。
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