淡いグレーのレザーで大人らしく仕立てた"エア リフト"!
足袋を思わせるつま先には、裸足の動きに近づけようとした開発の背景がある。1996年に誕生した"NIKE(ナイキ)"の"AIR RIFT(エア リフト)"は、ケニアの長距離ランナーたちの裸足で走るスタイルから着想を得たモデル。親指を他の指から分けたスプリットトゥによって、つま先の自然な屈曲を促す設計を取り入れた。名前の由来は、ケニアを通る大地の裂け目、"GREAT RIFT VALLEY(グレート・リフト・バレー)"。甲と踵をストラップで包み、足の動きに寄り添う構造は、後の"NIKE FREE(ナイキ フリー)"にも影響を与えた。
サンダルのように開いたアッパーと、スニーカーのソールを組み合わせた独特のスタイルは、日常のファッションにも浸透。2016年には通気性を重視したメッシュ仕様の"AIR RIFT BREATHE(エア リフト ブリーズ)"が登場し、2024年にはシックな"ブラックのレザーモデル"も展開された。素材を変えることで、スポーティな軽快さから革靴を思わせる落ち着きまで、異なる表情を見せてきた。
今回は、柔らかなグレーで統一したレザー仕様がラインナップ。滑らかなアッパーに同色のステッチを走らせ、履き口にはテキスタイルの縁取りを施している。つま先のスウッシュや踵の"NIKE"ロゴも色を揃え、装飾を控えることで、二つに分かれたトゥや丸みのあるソールの形を際立たせた。甲と踵の面ファスナーストラップは、それぞれフィット感を調節できる構造。ヒールのエアクッショニングが着地の衝撃を和らげ、歩行時の快適性を支える。ソールまで淡いトーンでまとめているため、ブラックのような強いコントラストを作らず、足元を軽やかに見せられるのもポイント。甲の開口部からソックスを覗かせれば、色や編み地の組み合わせを楽しめる。スラックスと合わせた端正な着こなしにも、分割トゥの個性をさりげなく加えられる。
海外では2026年9月にナイキ取扱店にて発売中。価格は€130。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。












