サッカースパイクの鋭さとY2Kランニングシューズの融合!
2000年代の"ADIDAS(アディダス)"を語るうえで欠かせないのが、サッカースパイク"F50(エフ フィフティ)"と、実験的なクッショニングで注目を集めた"MEGARIDE(メガライド)"である。"F50"は2004年に誕生し、軽量性や俊敏性、足を包み込むフィット感を追求したスパイクとして存在感を高めた。なかでも2005年の"F50+ XTRX FG"は、甲を覆うレースカバーと蜘蛛の巣を思わせるTPUケージによって、"SPIDER(スパイダー)"の愛称でも知られる名作。2006年の"F50 TUNIT"では、アッパーやアウトソール、スタッドを組み替えられるモジュラー構造を採用し、当時のサッカースパイクに強烈な未来感をもたらした。
一方の"MEGARIDE"は、2000年代らしいテクニカルなソール構造で再評価を集めるランニングシューズ。これまでも"MEGARIDE O1"や"PREDATOR MEGARIDE"、"COCA-COLA × MEGARIDE F50"など、フットボールとY2Kランニングを掛け合わせたモデルが登場してきた。ピッチ由来のアッパーを街履きへ落とし込み、厚みのあるランニングソールで再構築する手法は、近年の"ADIDAS ORIGINALS(アディダス オリジナルス)"らしいアーカイブ活用のひとつとなっている。
今回登場した"MEGARIDE F50(メガライド F50)"は、その両者を組み合わせたハイブリッドモデル。アッパーは"F50+"を思わせるシャープなパネルワークを備え、通気性のあるメッシュの上からRPUケージを重ねることで、立体的な表情を生み出している。サイドを走る"SPIDER"スタビリティケージは、スピードブーツらしいサポート感と視覚的なインパクトをプラス。パッド入りのタンと履き口、シューレースによるフィット調整も加わり、ライフスタイルモデルでありながらスポーツギアの雰囲気をしっかり残している。
ソールユニットには、フルレングスのデュアルインジェクションTPUツーリングを採用。"MEGARIDE"らしい彫刻的なボリュームに、ランニングシューズ"AMBITION PB(アンビション PB)"の推進的なムードを重ね、アッパーに負けない存在感を足元へ与えている。カラーはユーティリティブラックを軸に、シンプルブラウンとグレーシックスを組み合わせた落ち着いたトーン。過去の"F50"が持つ鋭さを、土や金属を思わせるカラーで引き締め、テクニカルでありながらストリートにも馴染む一足へと仕上げられている。
海外では2026年5月よりアディダス取扱店にて発売開始。価格は£165。日本国内での展開は未定。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。













