1996年夏にアトランタで国際的なスポーツイベントが開催された。"REEBOK(リーボック)"はスポンサーを務め、大会に合わせて大胆なブランドロゴを施した"INTERVAL(インターバル)"を発表、リーボックと契約していた選手は競技前や移動時に着用した。 この人目に付くインパクトあるデザインは、テレビや雑誌を通して一般消費者の間でもたちまち話題となり大ブレーク。翌年にはINTERVAL 97、98など、様々なバリエーションが続々と追加発売され、リーボックのランニングカテゴリーにおいて代表的なモデルとなった。
デザイナーはVentilator、Court Victory Pump、Sole Trainerの生みの親であるRalph Sernaが担当。大規模スタジアムにおいても一目でリーボックのシューズであることが分かる、オーバーサイズのVECTORロゴを配置。‘90年代後期の流れを汲み取り、アグレッシブなスピリットの体現したデザインは、現代においても古さを感じさせない魅力を放つ。
優れた通気性と軽量性を実現するためにアッパーにはメッシュを使用。大胆にあしらわれたベクターロゴはレザーを使い、耐久性の向上、補強の役割の他に、シューレースを通すアイスティとしての機能性も持たせている。
ヒールループはベクターロゴの後部と繋がり、シューズから飛び出すような立体的なディテールを組み込んだ。ヒールサイドにはREEBOKのロゴが刺繍で入り、90年代ならではの主張するデザインがレトロな魅力を添える。
夜間での視認性向上を目的とした、光を当てるとシルバーに反射するリフレクティブ素材をトゥとヒールに搭載している。
ソールには衝撃吸収性に優れたハニカム構造のヘクサライトを内蔵。最新の“ヘクサライトテクノロジー”を搭載することで、90年代当時のモデルよりも軽量性を実現している。