ハイテクスニーカーと呼ぶに相応しい、機能的なディテールが詰め込まれたリーボックの名作"INSTAPUMP FURY(インスタポンプフューリー)"。1994年にデザイナーのスティーブン・スミスが生み出したランニングシューズは、今年で生誕25年目を迎えるが、歳月の経過を感じさせない未来的なスタイルで、いまなお男女問わず絶大な人気を集める。
最大の魅力は空気の圧力でフィッティングを調整できるポンプテクノロジー、シュータンのコンプレッサーをプッシュすることで、スニーカー全体のホールド感を高めることができる。また想像以上の軽やかなソールユニット、そしてカーボン製シャンクプレートの安定性、ヘキサライトを内蔵したミッドソールなど、現代でも通用する数々のテクノロジーが凝縮されている。
アニバーサリーイヤーを祝して、過去の名作からカラーリングを踏襲した"ICONS PACK(アイコンズパック)"が登場。90年代にポンプテクノロジーを搭載していた、各カテゴリーのアイコンともなった4型をサンプリング。その時代のアスリートやランナーの足元を彩った象徴的な配色を"INSTAPUMP FURY"で再現。90年代に輝きを放った名作同士が掛け合わさり、新たな魅力を引き出したコレクションとなっている。
目隠しダンクで一躍脚光を浴びた"DEE BROWN(ディー・ブラウン)”が着用していたモデル!
1991年、NBAオールスターのダンクコンテストで並み居るライバルをおさえて頂点に立った"ディー・ブラウン”。足元には"PUMP OMNI LITE(ポンプオムニライト)"を着用。パフォーマンスを披露する助走前のルーティーンでは必ずシュータンに配したコンプレッサーをポンピング。ポンプテクノロジーの力で高く飛べることをアピールしながら会場を大いに盛り上げ、最終技では右手で顔を覆った伝説の"目隠しダンク"は大きなインパクトを残し優勝を飾った。その姿は全米に生中継されたことでも話題を呼び、彼の足元を支えた"PUMP OMNI LITE"もまた、ディー・ブラウンのパフォーマンスによって斬新なテクノロジーのアピールに成功、大会後に大ヒットを記録した。
NBAのオーランドマジックなどで活躍した伝説のプレイヤーのシグネチャーモデル!
高い運動能力と優れた技術を持ち、さらには身長216cmという巨大な体格を活かしたパワフルなプレイでファンを魅了した"SHAQUILLE O'NEAL(シャキール・オニール)"。彼がルーキー時代に履いていた初代シグネチャーモデルの"SHAQ ATTAQ(シャックアタック)"。革新的なポンプテクノロジーをミッドフットに搭載、そして驚きの強度を持つカーボン素材のグラフライトをソールに組み込み、リーボックの2つの中核テクノロジーを採用、軽量でありながら驚くほど安定性に優れたハイスペックなシューズを実現させた。ファーストカラーはシャックが所属していた、オーランドマジックのチームカラーである鮮やかな青、白、黒の組み合わせが採用されている。
バスケットシーンでインパクトを放ち成功をおさめたポンプテクノロジーは、1990年にテニス界に進出!
台湾系アメリカ人のテニスプレイヤー、"MICHAEL CHANG(マイケル・チャン)”のフィードバックをもとに"COURT VICTORY PUMP(コート ヴィクトリー ポンプ)"を開発。サポート性を強化したミッドカットのシルエットを採用。シュータンにはミッドフットチャンバーを搭載し、「左足が16回のポンピング、右足は21回で自分の足にピッタリ」とチャンが語ったように、足型やプレースタイルに合わせたカスタムフィッティングが可能に。ミッドソールにはハニカム構造の形状で優れた衝撃吸収性をもたらすヘキサライトで、コート上でパフォーマンスを最大限に発揮できるよう設計された。チャンが愛用したファーストカラーはテニスボールを彷彿させるネオンイエローがアクセントになり、個性的なカラーリングは現在も色褪せることなく人気を誇っている。
革新的なポンプテクノロジーを初めて使ったランニングシューズ!
ランニング時の足の動きを解析し、よりサポート性と一体感を重視する新たな形状のチャンバーを搭載した"PUMP RUNNING DUAL(ポンプ ランニング デュアル)"。空気注入のコンプレッサーを中足部の両サイドへ配置。従来通り足首のフィッティングを高める履き口に加え、土踏まずにもチャンバーを敷くことで、ランニング時に疲労を感じやすい過度な落ち込みを防ぐ異次元のアーチサポートを実現した。またクッショニング素材であるヘキサライトや、ポリウレタン スタビリティーストラップをはじめとした、REEBOKの代名詞とも言える様々なテクノロジーを融合。その後センセーショナルなデビューを飾る名作"INSTAPUMP FURY"の礎を築いた一足ともいえる。