90年代のハイテクスニーカーブームを受けて、各メーカーは技術革新にしのぎを削り合った。
最高峰のフィッティングやクッショニングを求めて最先端のテクノロジーの開発、そしてアップデートを繰り返して革新的なスニーカーの数々を生み出していった。
“PUMA(プーマ)”は蜂の巣状のクッショニングテクノロジー”TRINOMIC(トライノミック)”を、さらに進化させた”CELL TECHNOLOGY(セルテクノロジー)”を開発。自然界に存在する合理的な6角形の構造を使い、衝撃吸収、運動力サポート、フィッティング、傷害予防の4つの機能性を持つ高次元のクッショニングテクノロジーを完成させた。膨大なデータ解析をもとに、ひとつひとつのセルの大きさ、高さ、壁面の厚さ、素材の硬度から、結合した時の密度、フィット性など見つけ出して具現化。足の裏全体をカバーする”PUMA CELL”は、人間工学的な配慮により、足に完璧に近い状態でフィットする三次元構造を実現した。
6角形に結合したセルは、着地から蹴り出しまでの瞬時に生じるパワーロスを大幅に軽減し、ムリやムダのない走りを実現する。そのシステムは荷重がかかった際に、外壁が効果的にその形状を潰すことで、衝撃を効率よく緩やかに分散して吸収する。そして形状を復元するパワーによって衝撃力を次の運動エネルギーに変換する。空気を利用しないため、へたりにくく破裂することもなく、優れた耐久性が発揮される。
独特のバランスで配置された6角形のセルにより、優れた安定性を発揮してプロネーション(回内)による傷害を極力回避できるように設計。中央には衝撃を吸収するソフトなスウィートスポットがあり、密接して内外側にスウィートスポットより約30%硬く設定されたセルの壁を配置。湾曲したヒール部を効果的に覆い衝撃から足を守るとともに、内側または外側方向への不意な体重移動によるケガを防止する役割も担っている。