PUMA CELL

革新的なクッショニングテクノロジーの"CELL"が生まれるまでのストーリー!

1989 -

C.A.T.S.(Cell Advanced Technology System)

ハイテクスニーカーブームの黎明期である1989年、プーマからひとつのクッショニングテクノロジーが発表された。自然界で人間の骨、蜂の巣などにも見られる、合理的な構造の6角形からヒントを得て開発された”C.A.T.S.(Cell Advanced Technology System)”。当時の新開発素材の”PEBAX”を使い、小さな6角形の多孔柔軟構成物のシートを成形、このシートをソールに埋め込むことで快適なクッショニングを実現させた。テクノロジーの最大の特徴は、6角形の壁面で衝撃を受け止めて吸収、その復元力によって瞬時のレスポンス性を発揮する。これによりランニング時の着地から蹴り出しまでに生じるパワーロスを大幅に軽減できるようにした。初期はEVA製のミッドソールのヒール内に”C.A.T.S.”のシステムが埋め込まれた。プーマはこの"C.A.T.S."を原点に、さらなる快適性を追求したクッショニングを開発していく。

P858 トレーナー
P857 ラスカ
P231 ルナード

1990 -

TRINOMIC

C.A.T.S.の誕生から一年後、クッショニングテクノロジーの機能性はそのままに、名称を”TRINOMIC(トライノミック)”に変更。3つ(TRI)の機能性、1.衝撃吸収性と反発性、2.安定性、3.柔軟性、すべてを高次元に満たしたクッショニングテクノロジーであることをネーミングに込めた。当初はソールに内臓されていたが、90年代中期にはクッショニングが視覚的にも伝わるように、サイドやソール裏にウィンドウを設けて6角形のテクノロジーが覗けるように進化した。また6角形のセルの増加と改善によって衝撃吸収性が向上、バランスよく配置するとともに外側に約30%ほど硬いセルの壁を設け、スウィートスポットを作り出し、優れた安定性を確保することにも成功した。

DISC EVOLUTION
TRINOMIC CONCEPT
TRINOMIC EVOLUTION

1997 -

CELL

成熟した"TRINOMIC(トライノミック)"の衝撃吸収の概念をさらに進化させた”CELL(セル)”が誕生。コンピュータのデータ解析から導き出された、効果的な大きさ、高さ、壁面の厚さ、素材の硬度、さらには連結時の密度やフィット感など、あらゆる機能性を高次元で実現させた。つま先の一部を除き足裏全体をカバーするように"CELL"を配置、さらにEVAフォームで包み込むことで安定性を高めた。97年秋冬ではヒールからせりだす大型の"BUBBLE CELL"を搭載して、よりクッショニングテクノロジーが見えるように。98年には"BUBBLE CELL"の存在感が増すようにアップデート、CELL自体がアウトソールの役目を果たすようになり、ヴィジュアル的なインパクトとともに軽量化にも成功した。

DISC NEMESIS II
CELL PASSION
CELL VENOM ULTRA