骨格を思わせる大胆なディテールを漆黒のローカットへ落とし込む!
チカーノカルチャーや労働者の装いを、力強いシルエットと上質なテーラリングへと昇華する"WILLY CHAVARRIA(ウィリー・チャバリア)"。カリフォルニアのサンホアキン・バレー出身のメキシコ系アメリカ人デザイナーは、ラルフ ローレンやアメリカン イーグルなどで経験を積み、自身のブランドでは移民やクィアコミュニティへの連帯を表現してきた。大きく膨らむ肩やバギーパンツは、単なるオーバーサイズの提案にとどまらず、着る人の存在と尊厳を示すもの。2023年、2024年にはCFDAのアメリカン・メンズウェア・デザイナー・オブ・ザ・イヤーを連続受賞し、文化的な背景を服へと託す姿勢でも評価を集めている。
"ADIDAS ORIGINALS(アディダス オリジナルス)"とのコラボレーションは、2024年9月の2025年春夏ショーで披露され、2025年から商品展開が本格化。大きな折り返しタンやポインテッドトゥで名作を再解釈した"JABBAR LOW & JABBAR DRESS(ジャバー ロー & ジャバー ドレス)"では、バスケットボールの伝統にストリートとドレスの要素を持ち込んだ。さらに、サッカースパイクのアッパーに中空ソールを融合した"COPA MUNDIAL MEGARIDE(コパ ムンディアル メガライド)"も登場。既存のスポーツシューズを色替えだけにとどめず、用途や印象そのものを変える大胆なアレンジが、このタッグの持ち味となっている。
今回は、骨格状のパーツが特徴の"MEGARIDE AG LOW “BONES”(メガライド AG ロー ボーンズ)"をブラックで構成。サイドから踵へと連なる有機的なオーバーレイには、大小の開口部を設け、内側のアッパーを覗かせた。流れるような曲線と、外側へ張り出す立体感が、まるで外骨格のような迫力を生み出す。黒を重ねた配色によって装飾を抑えながら、パーツの凹凸や表面の質感の違いを際立たせている。
足元には、メガライドの特徴である中空構造のクッショニングを搭載。横からも見える大きな空洞が、アッパーの開口部と呼応し、上下で統一感のある未来的なスタイルを描き出す。ソール内部には赤いディテールを忍ばせ、暗いトーンの中にさりげない変化をプラス。足首をすっきりと見せるローカットでありながら、造形の強さでチャバリアらしい存在感を発揮する。
同じデザインを受け継ぐ"MEGARIDE HIGH(メガライド ハイ)"もラインアップ。足首を囲む尖ったフラップを加え、よりブーツに近い重厚な姿へとアレンジ。ローとハイで異なるボリュームを楽しめるコレクションとなっている。
米国では2026年10月3日にadidasアプリで発売予定。価格は230ドル。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。













