濃密なカカオカラーがハイテクスタイルをビターに包み込む!
1984年、“NIKE(ナイキ)”は、スプリングのように縮んで戻って衝撃を吸収する、新たなクッショニングの研究をスタートさせた。足裏にエネルギーを受け止める柱状構造を実用化するまでに約16年を費やし、2000年に“SHOX R4(ショックス R4)”と“SHOX BB4(ショックス BB4)”がデビュー。ヒールに取り付けたカラムは、当時のランニングとバスケットボールシューズに強烈なインパクトを残した。
その技術を踵からつま先まで拡張し、2003年に誕生したのが「TOTAL」を意味するSHOX TL(ショックス TL)である。着地時に縮み、素早く復元する柱状の"SHOX"カラムと、足裏への荷重を分散させるモデレータープレートを組み合わせ、クッション性と安定感を両立。通気性に優れたメッシュの上に、流線型のモールドパーツを張り巡らせたアッパーも大きな特徴となっている。
ランニングのために生まれた未来的な構造は、時を経てファッションシーンで再評価。2010年代後半のY2Kスタイルの流行に加え、2019年に登場した“COMME DES GARCONS(コム デ ギャルソン)”とのコラボレーションは、ランニングシューズをモードな一足として押し上げた。ソール全体に並ぶカラムのボリューム感と、細かく重なるケージ状のアッパーは、現在のストリートでも鮮烈な存在感を放つ。
今作では、メッシュからソールのカラムまでを深いカカオワオで統一。マットなメッシュに光沢のあるモールドオーバーレイを重ね、ワントーンの中に質感の差を作り出した。ミニスウッシュやパイピング、シュータンとヒールには赤みを帯びたライトブリティッシュタンを添え、温かみのある色調へ。メカニカルなシルエットをチョコレートのような深いブラウンで包み、秋冬のスタイリングに馴染む上品な一足に仕上げている。
日本国内では2026年11月1日よりナイキ取扱店にて発売予定。価格は28,380円(税込)。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。












